ども、さくぽん・ヤマケンです。
”アウトドアから笑顔を”なアウトドアクリエイター。キャンプで日本一周をしながら頭皮を労る26歳。最近顔芸を極めてきた。好きな声優は花澤香菜さん。
いやー、ようやく車が直りまして、約3週間滞在したリゾート大島を出発することができました。長かったようで短かったリゾート大島で感じたことを書いていきます。
リゾート大島での業務内容
まずは、私さくぽんから。
僕はリゾート大島のアクティビティー部門のシーカヤック隊として働かせてもらいました。リゾート大島のある和歌山県南紀にはカヤックでいける距離に無人島があって、そこへ行くシーカヤックツアーが大盛況でした。っといっても悪天候もあって海にはほとんど行けなかったのですが。
海が荒れていて無人島へ行けない時は近くの古座川での川下りツアーへ変更。上流から下流へ、約4キロの道のりをお客さんと一緒に航行していきます。
カヤックはほとんどのお客様がダブル艇と呼ばれる二人乗りに乗ってもらいます。ファミリーでくるお客さんは親御さん・子供ペアに分かれたり、あるいはお子さんが大きければお父さん・お母さんがペアになっている船も。どのペアであっても息を合わせてパドルを漕いで、綺麗な水、そこに住む魚たちをみて喜んでいる姿を見てとてもほっこりしました。
僕が一番はしゃいでいた瞬間は、船を降りてからでした。笑
っというのも船を降りてから昼食後に川で水遊びができる時間がたっぷりあるのですが、ここがカヤック隊の腕の見せ所ともいうべき瞬間。笑
子供たちに思いっきり水をかけて騒いだり、子供たちを喜ばせつつも自分たちもフルで楽しむ。それがここのカヤック隊の良いところでした。
嬉しかったのは、キャンプ場に戻った時にツアーで一緒に遊んだ子供が僕から離れようとしなかった時。お母さんが「もう、そんなにお兄さんに懐いたんだったら置いていくよ」って言われた瞬間でした。改めて、子供の純粋な笑顔に触れられるキャンプ場の魅力を感じた滞在でした。
では僕ヤマケンも。
僕は基本的にキャンプ場の受付・売店・サイト割・その他諸々の「キャンプ場」のコアな部分をやらせてもらいました。
チェックインに来られるお客さんを笑顔で出迎えて、料金を頂いて、きちんと場内説明をして、チェックアウトされるまで快適に過ごしてもらう、そんな受付業務でした。折角の休日ですから沢山楽しんでくれたらいいなと思いつつ、冗談を交えてコミュニケーションを取らせてもらいました。沢山の笑顔が見られて本当に嬉しかった。
他にもテント立て方その他でSOSがあれば駆けつけて、お客さんと一緒にテントやタープを張ったりしました。直接お客さんと接する事が出来たし、僕のキャンプの知識や技術が役に立てて良かった。
最も大変で、勉強になったのが【サイト割】でした。お盆のような繁忙時はこのサイト割がかなり重要で、これまでお邪魔してきたキャンプ場でもコア中のコア業務なので、経験することは無かったんです。それを任せてくれた社員さんには本当に感謝の言葉しかありません。
これがまた大変で、お盆期間中はサイトが全部埋まるわけですが、グループや連泊、ペット連れ、コテージと近くetc…etc…と、色んな条件を考えながらテトリスさながらにサイトを割り振る訳です。公平に、かつそれぞれの要望を聞きながらサイトを割り振る難しさを勉強させてもらいました。ここでもこれまでのキャンプ場で培った知恵をフル稼働でした。
一生懸命お客さんに楽しんでもらおうとあれやこれや四苦八苦しましたが、チェックアウトの時の「ありがとう」の言葉とその笑顔に救われました。
子供がわざわざ僕のところまで来て、照れながら「バイバイ」と手を振ってくれた事が何よりも嬉しかったなぁ。
-リゾート大島での滞在を終えて改めて考える事
リゾート大島で働かせて貰って思ったけど、キャンプ場として重要なのは【どうしていきたいか】なのかな。
この場合【どうしていきたいか】っていうのは【どういうふうなキャンプ場を目指すか】ということになるわけだけど、キャンプ場としてのコンセプトというか理念というか。そういうものがキャンプ場運営において、無いとイケないのかなーって。
それを軸として、キャンプ場の施設をどうしていくかとか、キャンプ場で出来るアクティビティをどうするとか、そういうものが決まってくると思うのよね。だから、その軸ってのがそのキャンプのベースというか色んなことの受け皿になると思うんだ。
そうだね、リゾート大島で言えば、名前の通り「リゾート」っての一つのキーワードなんだと思うよね。だからこそ、コテージに力を入れているのかもしれないし、とてもキャンプ場とは思えない露天風呂があるんだろうね。
ここの露天風呂はマジで景色いいもんね。お客さんもすごい驚いてた。
ー軸はキャンプ場によって様々で良い。
その軸ってのはもちろん各オーナーや運営団体によって差異が出ていいはずだし、キャンプをメインと捉えても良いし、コテージ泊をメインと捉えてもいいと思うんだよ。
だからこそ、キャンプ場っておもしろいよね。同じ場所・空間でも運営する人が変われば「雰囲気」が変わる。
そうだね。僕らの師匠の1人が仰っていた「キャンプ場は人だ」っていうのはもしかしてこういうことなのかもしれないね。
ーキャンプ場に軸があるか無いかはキャンパーに伝わる。
これまで僕らが行ったキャンプ場は200件を超えるわけだけど、その中でもやっぱりこの軸があるのかどうかがその良し悪しを分ける気がして、繁盛というかリピーターばかりのキャンプ場はやっぱりそのキャンプ場としての軸がしっかり出来ている感覚があって。
そういうものって、キャンプ場のオーナーや従業員の方と話すと勿論伝わってくるし。運営側がおんなじベクトルに向かって進んでいるという感じ。
大なり小なり沢山のキャンプ場があるけど、一生懸命にやられているキャンプ場なんかはその感じが強いよね。キャンプ場についた瞬間からそういうのを感じるキャンプ場があったりもするし。
そう、それだよ。面白いのが、【キャンプ場からもそれが伝わってくる】ってこと。俺の考えがキャンプ場寄りの考えになり過ぎている可能性もあるけど、でも一キャンパーとして、そのキャンプ場にいるとどういう風なキャンプ場を目指してるのか、実現しているのかが何となく伝わってくるんだよね。
そのキャンプ場の軸がキャンパーの求めるキャンプ場像に合えばリピーターも増えるだろうし、仮に合わなくても修正してキャンプ場の歴史を積み上げればいいだけの話。だけど、軸が全く無いままに運営していたら、そもそも修正するものが無いわけで、積み上がるのもふわ~っとした時間だけなんじゃないかと。
とにかくそういうキャンプ場としての軸が何よりも大事なんだろうなぁという事を勉強させて頂いた。
そうだね。キャンプ場って大まかに公営、私営の2種類に分けられるけど、やっぱり自分たちで魅力を作ろうとしている分、私営のキャンプ場の方がそういう軸とか思いが伝わって来るところが多いよね。
もちろん、茨城のグリンヴィラみたいに指定管理(公営)だけど、支配人はじめスタッフの心遣いが素敵なところもたくさんあるけどね。「受付が9ー17時で、管理人は不在で、ルールは◯◯で1泊500円」みたいなところはやっぱり僕らの印象としてもあんまり残ってない気がする。
ー【お客さんに喜んで欲しい】が素敵なキャンプ場の第一歩。
あと最も忘れちゃいけないのが【お客さんが喜んでくれる為にはどうすればいいか】を考え続けることなのかなーって。
キャンプ場の軸を何にしてどんな風に舵を切るかは重要だけど、結局お客さんがいなかったら何の意味も無いし、そもそも潰れちゃうしさ。
だから、来るお客さんがどうすれば喜んでくれるかを考え続けて、修正をし続けることが本当に大事だなと。これは何も施設の修繕や充実のようなハード面だけでなく、接客や掃除のようなソフト面も同様だと思う。
人気のキャンプ場が人気なワケは、キャンプ場のあっちこっちに【お客さんが喜んでくれたら】って想いがカタチになって人知れず散りばめられているから何じゃないかなぁ。
【お客さんが喜んでくれたら】これを僕は一番感じてたなー。まさしく。
カヤック隊として、来てくれたお客さんをどうやって喜んでもらうか。当然水のレジャーだから危険なこともあるけれど、その危険を回避しつつもお客さんに楽しんでもらって。最終的に笑顔でお見送りをするっていう。
あの笑顔のために働くって、ものすごく快感だった。
俺も一日だけカヤック隊と一緒させてもらったじゃん?あん時の子供とパパも楽しそうな表情ってやっぱりいいよね。
受付やっててもさ、子供がわ~って来て、笑って話して遊んで、帰り際にバイバイ!って大きく手を振ってくれたりしてさ。俺は俺なりに、来てくれたお客さんには全力で笑ってもらおうと思って接してたんだけど、なんかそういう俺の気持ちが伝わってくれたみたいで凄く嬉しくてさ。そういうのが見られるって本当に幸せなことだと思う。
なんて、やっぱりキャンプ場ってイイなぁってのを再確認出来た2015年夏でした!!
皆さんの夏キャンプはどうでしたか?最高に楽しめたでしょうか!
キャンプを楽しむ沢山の人達が、今年の夏も良い日々を過ごせた事を信じております!
みんなのコメント!
リゾート大島ではお世話になりました。
予定より少し早めに脱出できたようで(^^)
実は一昨日、長野県川上村の廻り目平キャンプ場で大学の同期生の結婚式でした。
ここのHPにもバッチリ紹介されていますねー。さすがです。
大変なことも多いとは思いますが、めいいっぱい楽しんでくださいな!
身体には気を付けて。引き続きご活躍を楽しみにしてます!
おぉー酒蔵ねーさん!
こちらこそ、大変お世話になりました!!
廻り目平いいですよねー、あそこはもう結構寒いんじゃないですかね??
頂いたお酒「秋鹿」みんなで美味しく頂きました!ありがとうございます!
またご縁がありましたら、どこかでお会いしましょうー!