ども、さくぽんです。
ニュージーランド旅日記もこれで最後。本当すごい国過ぎて、その魅力を半分も伝えきれてないんですけど、このブログを読んで1人でもニュージーランドに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
あそこはボクにとっての楽園でした。
3日目が一番のハイライト
3泊4日で歩くミルフォード・トラックの一番のハイライトは3日目のウォークです。このトラックの最高到達地点を目指します。今日も快晴。
今日は7時間前後歩く予定なので、皆早めの出発です。
アメリカから来たおばさんが撮ってくれました。なぜかアメリカから来た人達は「US出身」って言わないで「私はカリフォルニアから来た」って州の名前で答えてました。なんで?
60代でもガンガン歩いていく姿は本当たくましい。
朝日が入り込んできます。山に囲まれているので、太陽が顔を出すのが遅いのですが、それもまたいい感じですね。
それとなく幻想的。
2時間?くらいかな。森の中を歩く終わったら、急に視界が開けて来るポイントに差し掛かり、そのあたりはお花がたくさん咲いてました。名前忘れちゃったけど、このあたりに咲く珍しい花だった気がします。
山肌がカッコいい。
相変わらずヘリで物資をバンバン運んでます。
そして、ここがこのトラックの最高地点。1200m程度の所で、マッキノンパスです。そう、マッキノンさんが一番最初に見つけたから。
周囲はガチ絶景です。写真だと伝わり切らないのが切ない。
断崖絶壁にいる鳥。
ニュージーランドの鳥は襲ってくることはまずないし、穏やかな性格なのでずっと見てられます。
自撮りしました(.HYAKKEIさんでも詳しくのってます)
わかりにくいんですが、ここは風が抜ける場所だったので、雲が大地に沿うように通り抜けていく様子をみることができました。こういうの伝えるためにはやっぱり動画がいいんですよね。うん。
1154mでした。
今度は自撮りじゃないです。満面の笑顔です。その理由は
このお姉さんに撮ってもらったからです。
オランダから1人で歩きに来た女性でした。同じCanonのカメラ使ってたのでちょっとした使い方の説明をしたり、お互いに写真を撮ったり。
知的な女性で惚れるところだったなんて、ヤマケンやガルボには言えない。
このポイントを抜けると山小屋が見えてきます。
ここで小休止。
ガイドウォーク用と個人ウォーク用で部屋が分かれてます。
夏場はガスの共有があるので、ニュージーランド名物のフラットホワイト(カフェラテ的なもの)を飲みながら、エネルギー補給。
風が強い場所なだけに、小屋になっているのはすごくありがたいし、うざすぎるサンドフライもいないのでゆっくりできました。
そして、世界一美しい景色をみながら用が足せると山小屋のオッチャンが誇らしげに言っていたトイレがこちらです。
中からの景色はこんな感じ。この遊び心がニュージーランド人らしい。
オッチャン絵になりすぎるでしょ。
その後は下っていきます。
めちゃくちゃキレイな滝があって、なんか本当すげー癒やされました。ついさっきまでパノラマの絶景だったのに。
この景色の移り変わり、そして、その1つ1つが美しいからこそ、ミルフォード・トラックは「世界一美しい」と言われるのかもしれません。
そして、シェルターで休憩。ここまでの道のりはゴツゴツした岩肌を歩いたりするので、ちょっと疲れます。
また苔むす森的な、この感じ。
ここまででも十分楽しめてるのに、さらにここからニュージーランドで一番大きい滝を見ることができます。
このシェルターに荷物を置いて手ぶらでいけます。ここお湯とコーヒー、紅茶が飲めるという最高の場所なので、一息ついてから行くことをオススメします。
45分ほど歩けばたどり着くのですが、とにかくデカイ!の一言につきます。勢いが凄すぎて近くまで行くと濡れるので気をつけてください。
往復1時間半かかるので、体力的にキツイ人もいるかもしれないですけど、ここは行く価値があります。そして、”歩く価値がある”という意味の「It’s worth to walk」という英語をここで覚えました。
ちなみに、この滝への分岐点。先程の写真のシェルターの横にはガイドウォークのロッジがあります。15万かかるだけあって、すげー豪華。そして、日本語の看板。
シェルターでお湯がもらえるのも、このロッジが隣にあるおかげです。
この日の山小屋はダンピングハット。ここから1時間。そして、いよいよ出てきた最終地点の「サンドフライポイント」
明日は3時までにサンドフライポイントまで行かなければいけないので、早めの就寝。
最終日
この日は雨予報。午前中に多少ぱらついてましたけど、そんなに気にならないレベルでした。
雨は雨で森の様子が一変するので、これまたラッキーな結果に。キレイ。屋久島みたい。
ベル・ロックといって中が空洞になっているので、この岩の中で立つことができるという不思議な岩。
フォトグラファーの人が「good subject」って言ってました。そうやって表現するのね。
相変わらずキレイな水。
アレよアレよと残り1時間45分の距離に。
休憩できるけど、サンドフライがめちゃめちゃ多いので、虫よけスプレーを振りまくります。っが、彼らの方が一枚上手のようで、なかなか忌避できませんでした。うーん、サンドフライさえいなければ本当に最高なんだけどな・・・。
美しい。
いよいよ33m(マイル)到達。あとちょっと。
ラスト2kmほどは道が歩きやすくなってます。ここは囚人の方が整備された、なんてことが書かれてました。なんでここであえて囚人に作業してもらったのかは謎ですけど。
カルフォルニアから来たオッチャン。LLビーンのバックパック背負ってて、渋い感じでかっこよかった。めっちゃ軽装に見えるけど、これで3泊4日歩いてます。
ついに到達した、サンドフライポイント。
っが、謎にボートの運転手に急かされて感動のゴール的なのもないままにそそくさとボートに乗り込みました(笑)
楽しかった。ただただ楽しかった。美しかった。また歩きたい。終わるのがイヤだった。
最初は3泊4日なんて歩いたことないから、本当に大丈夫かな?なんて心配してた。
でも、全然余裕だった。むしろ許されるならこのまま後2,3日歩き続けていたかった。
でも、何かが始まる時には、何かが終わるし、何かが終わる時には、また何かが始まる。なんてMr.Childrenの詩が頭に浮かびながら、このミルフォード・トラックを去りました。
ありがとう!ミルフォード・トラック!
ありがとう!ニュージーランド!
僕の写真では伝わりきれてない部分が多々あるのですが、これら写真の10倍は素晴らしい景色を見ることができるのがニュージーランドです。
このブログを読んでくださった方の中から、ニュージーランドに行ってリフレッシュされる人が1人でもいたらボクは嬉しいです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
こんな素晴らしい写真を見せてくれてありがとうさくぽん!
みんなのコメント!
さくぽんのミルフォードトラックの記事、UPされるのをとても楽しみにしてたよー
前編でその景色のひとつひとつに圧倒されて、
後編でもミルフォードトラックの、ニュージーランドの自然の美しさに
ただ息を呑むばかりでした。
写真では伝えきれてないって書いてるけど、私には十分過ぎるくらい伝わってきました。
ニュージーランド、行ってみたい。(昔、行ったんだけど笑)
ミルフォードトラック歩きたいなんて贅沢言わないけど・・・でもやっぱり歩いてみたい!!笑
素晴らしい記事、ありがとう。
写真集出るのかな
よーいちさん
本当に、ニュージーランドの景色すごいんですよ。
昔行ってたんですね!よーいちさん!
ミルフォード・トラックは特にすごいですが、他のトラックでも十分すぎるくらい美しいので
ぜひ、もう一度ニュージーランドへ!!
cz385さん
写真集出します!!4月中には出しますのでー!ぜひ!!