どもども、ヤマケンです。
2022年も折返しどころか半年切りまして、色々焦っておりますけれども皆様いかがお過ごし?
ヤマケン、今年は興味があるものはなんでもトライしてみような年で、軽登山に自転車、昨年から引き続きパックラフトとキャンプと掛け合わせたら最高な遊びをやっております。
で、そんなトライしているアクティビティのひとつに「フライフィッシング」がありますが、これに今メロメロです。
今回はそのフライフィッシングについて、僕がアウトドアの先輩方に教えてもらった「厳密に言えば色々あるけど、まぁ、とりあえず始められて、楽しめるお手軽装備」をちょっとご紹介したいなと。
僕が使ってる道具も一緒にお見せするのと、実際にそれで釣れたり楽しめてるので、まぁなんかそんな感じです!
始めるハードルをめちゃめちゃ感じるフライフィッシング
そもそもフライフィッシングってなんぞや。というところなんですけども、よくあるエサ釣りやルアーを使っての釣りではなく、毛鉤と呼ばれる虫を模して作られた針・仕掛けを使って魚を釣るアクティビティです。
エサ釣りだったりルアー使ったりもあるらしいですが、基本的には毛鉤で釣るのをフライフィッシングと思っておけばだいたいOKらしいです。
で、イメージとして、めちゃめちゃ硬派で、しかも遊ぶ場所に行くまでの方が大変そうで始めるまでのハードルをめちゃくちゃ感じてました。
川の源流域に沢登りというか山登りというか、本物の自然の中に入っていって釣るイメージがありますし、そのために必要な道具類もたくさんある印象。
これは他の趣味でも言えますが、未知の分野なのでどんな用途の道具があって、必要不必要なのかも想像がつきませんし、調べれば調べるほどよりわからなくなり……なんて。
で、周りにアウトドアの先輩方がたくさんいるんだから思い切って相談してみたら良いやと思って切ったみたら、これが案外かんたんにフライフィッシングを始められることがわかりまして。
渓流に行って天然のイワナやヤマメを釣りたいんじゃ!!!っていうのんは変わらずハードル高いんですけども、それよりももっと手前であればいくらでもお手軽に始められるっす。
とにかくフライフィッシングを楽しく始めたいなら管理釣り場で!!
渓流行かないと出来ないと思ってたけど、「管理釣り場」なら渓流まで行かなくてもフライフィッシングはできます。
管理釣り場っていうのは、雑に説明すればイワナとかニジマスを放流している釣りの練習場みたいなところです。放流されているので確実に魚が存在している状態で釣りができる場所。「管釣り(かんつり)」と呼ばれます。
管釣りなら、最低限のルールを守れば初心者だろうが全然問題なくフライフィッシングを楽しめます。
今日から始めるフライフィッシングに必要な道具たち
そんなわけで話が長くなりましたが、僕が先輩方から教わった「とりあえずこれ買っておけば始められるね」装備を紹介していきますね。
- フライロッド
- フライリール
- フライライン/バッキングライン
- リーダー/ティペット
- フライ(毛鉤)とフライケース
- フロータント
- フォーセップ
- ラインカッター
- バッグ
- 偏光グラス
ただ、大前提として”ネットだけで揃える”のではなく、上州屋のような釣り専門店やフライフィッシングのプロショップ、キャンパーならワイルドワンに行って、店員さんに聞きながら揃えたほうが絶対いいです。
「ひとまず渓流タイプの管理釣り場でフライフィッシングを始めてみたいんです」とお伝えすればよきです。
フライロッド
これがないと釣れませんね。フライロッドです。
- だいたい1万円程度
- 有名メーカー(ダイワ/シマノ/ティムコ)の初心者向けモデル
- 8フィート前後、#4
- 4ピース
ワイルドワンにおいてあるJointer(ジョインター)も。
有名メーカーの初心者向けモデルから選ぶとだいたい1万円前後っぽいのでそれを見繕ってもらって。
で、フライロッドには「長さ」と「番手」があります。細かい説明は他のサイトを見ていただくとして、とりあえず渓流タイプの管釣りを楽しむなら、長さは8フィート前後、番手は#4を選ぶと良いらしいです。
持ち運びを考えると4分割にできる4ピースが主流のようです。
ちなみに僕は思い切って4万円位するSAGE(セージ)のファウンデーションを買ったんですが、これが9フィートのちょい長、#4で4ピース。今の所、1回だけガチの渓流に行った以外、管釣りしかしていませんが、この長さと番手で楽しめています。
フライリール
フライライン(釣り糸)を巻き取る道具です。
普通の海釣りとかと違って、リールが釣りに影響することはないのがフライフィッシング。なのでぶっちゃけなんでもいいとのこと。
僕はとりあえずワイルドワンに売っていた、そこそこかっこよくて安かったECHOを使ってます。
フライラインとバッキングライン
ティムコの「エアセル フローティング」。売り場に行くと同じパッケージの商品がやたらと並んでるけど、よーく見るとDT4FとかDT6Fとか書いてあります。
フライロッドを買うときに#4の番手のものを買うと良いって話しましたが、フライラインの箱に書いてあるこの数字も一緒です。
#4のロッドを買った人は、フライラインもDT4Fのものを買う感じです。
ちなみにWF4Fという表記のものも売っていてややこしいんですが、WFよりもDTのほうが扱いやすいらしいので、DTを買うと良いとのことでした。
フライラインの他にバッキングラインというのものも必要です。上の写真のオレンジのやつね。
このバッキングラインはかさ増し用の糸。リールに直接フライラインを巻くのではなく、バッキングラインを巻いた上にフライラインを巻いていきます。
なのでこれも必須ですが、そんな神経質になって選ぶものでも無いらしい。
僕が買ったのはアキスコ・エアーライト・バッキングライン。50ydと100ydとあるけど長さが違うだけらしい。とりあえず20lbであればどっちでも良いとのこと。
リーダーとティペット
フライラインの先にリーダーをつけて、その先にティペットをつけます。
で、リーダーとティペットにも4×とか5×とかロッドとかとはまた別な数字が振ってあります。これが結構パニックになるのよね。
で、とりあえず管釣りだったらどちらも4×で。
5×とか6×とかの方がより釣りやすいらしいですが、絡まりやすく扱いにくくなります。
ティムコのティペットなら「ミスティープラス」シリーズが扱いやすいって。
ちなみにティペットは一つあればいいですが、リーダーは2個位予備で常に持っておくと良いです。
リーダー切れたらそこで釣りできなくなるので!!
フライとフライケース
大事な大事な毛鉤です。主にドライフライと呼ばれる毛鉤を、水面に浮かして流すことで魚を釣るのがフライフィッシング。
沈めて流す毛鉤(フライ)もあるけど、とりあえず醍醐味はドライフライでの釣り。
ドライフライも多種多様で、形もサイズも色々あるんでよくわからない。このサイトにわかりやすく書いてあるので読んでみると良いかもしれない。
「とりあえず、カディスとパラシュートの2種類、サイズは#12と#14をそれぞれ持っておいたら?」という先輩談。
とりあえず管釣りならこの2種類でなんとなく釣れました。
フライケースもたくさん色々売っているので、なんとなく適当に。
片手でも開けやすく、ほどほどコンパクトなやつが良いです。
フロータント
毛鉤(フライ)を川の水面に浮かせて釣るって話をさっきしましたが、このフロータントは毛鉤を浮かせるために使うものです。
毛鉤を水に流せば、水を吸って沈んじゃいますよね。
このフロータントは水を弾く粉だったりジェルだったりなので、これを毛鉤につけることで毛鉤が水を弾いて水面に浮いてくれるようになるのです。
とりあえずシマザキのドライシェイクを持っておくと何かと便利とのことで買って使ってます。スプレータイプのものも手軽に使えて便利。
フォーセップ
毛鉤(フライ)にティペットを結びつけたり、魚から毛鉤を外すのに便利。
先が曲がっているものと真っ直ぐなものがあったりするけど、わりと何でもいいとのこと。1000円くらい。
引っ張るとびよーんって伸びるコードや磁石でくっつくやつ(マグネットリリーサー)をつけておくと使い勝手が増します。
ラインカッター
クリッパーとも呼ばれる、糸を切るやつ。
わざわざハサミを取り出さなくてもちゃちゃっと切れるので便利。
ジョインターのやつがびよーんって伸びるコードが最初から付いているのでおすすめ。
バッグ
フライケース、予備のリーダー・ティペット、フロータントにフォーセップとラインカッター。細かいものを入れて持ち運べるバッグがあると便利です。ぶっちゃけなんでも良いと思うっす。
肩がけとかウエストバッグ的な感じで、すぐに中の道具を取り出せる感じのものを選ぶと手間がかからなくていいかなぁ。
アウトドアやっているなら、大体の人が持っているであろうサコッシュとかで全然いいと思います。
偏光グラス
単なるサングラスではなく、水面の反射を抑えてくれる機能を持ったサングラスです。
これがないと、そもそもどこに魚が泳いでいるのか見えませんし、どこにフライを落として流しているのかも見えません。
なので、魚がフライに食いついたのに気づけずに終わります。
つまるところ釣れません。
ので、偏光機能がついたサングラスは必携アイテムです。
僕みたいにメガネと友達なキャンパーには、Zoffから出ている着脱して式のサングラス「NIGHT&DAY」がめちゃめちゃおすすめです。
着脱式なのに、磁石だけじゃなくしっかりフレームに引っかかるのでうっかり外れちゃうみたいなこともないし
普通の眼鏡としても使える。
これは個人的に2022年いちばん買ってよかったアイテム1位。マジで好き。
まとめ:ごちゃごちゃ言ったけどTIEMCO(ティムコ)のHPを読むと良いよ
ってな感じで、フライフィッシングをとりあえず始めるために必要な道具一覧でありました。
この記事でリンクかけてある商品が実際に僕が使っている道具でありまして、管釣りでちゃんと釣れています。
もし、この記事を機会に「もっとフライのこと知りたいよー」とか「こういうんじゃなくてプロの正しい情報が欲しい」って方は、ロッドのところでちょろっと出したTIEMCO(ティムコ)という会社のHPを覗いてみてください。
こんなに完成度高い情報が無料で転がしてくれているんだからインターネットすごいし、ティムコさんすごい。困ったら何度も見てる。
キャンパー的にはフォックスファイヤーって言うとわかるかな。フォックスファイヤーを取り扱ってる会社さんです。
先輩方曰く「いろんな道具考や方法論があるからね。でもだからこそなんでも自分で仮説を立てて試して遊び続けられるから、一生モノだよ」とのこと。
なんかこう、キャンプを始めた頃のような「道具を揃えていく楽しさ」みたいなのがあるんですよね。実際に使ってみて「あれがこう」「それがこう」みたいなことを考えて、「じゃあ次はこういう道具を試してみよう」みたいな。
僕もまだ全然入り口に立ったばかりですが、そういう楽しみ方が好きな人は多分ハマれるはずだし
何より一回釣れちゃったらもう大変よ。脳汁ドバーって感じ。