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【拾う神様、降臨】ヤマケンの人間性矯正一人旅!!第2日目(2014/8/8)

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どもども、キャンプで日本一周中のヤマケンです!!

当ブログでは、キャンプ初心者のためのキャンプ入門記事をメインにアップしています。その他、日本全国のキャンプ場情報や僕らの道中記も載せています。

お時間の許す限り御覧ください!!


前回のあらすじ。

北海道は礼文島で「桃岩荘」名物「愛とロマンの8時間」トレッキングコースを達成したヤマケン。

翌日には稚内に移動し、人間性矯正一人旅を行うため、旅の相棒さくぽんと仲間たちとしばしの別れ。

トレッキングでお世話になった淳さんの車に載せて頂き行くこと5時間。旭川市で美味しい寿司を食べ過ぎ、結局漫画喫茶で就寝。

早速1日目で、もはやキャンプとか一体なんだったのかという様相を呈して参りました。

果たして何処に需要があるのか、このヤマケンの人間性矯正一人旅。

今回はどんな出会いがあるのやら。

はじまりはじまり〜。


一日目。旭川市内の漫画喫茶「joy-cafe」を寝床にした私ヤマケン。

結局ナイトパック12時間を選択し、トレッキングの後遺症を癒やす。

癒やしすぎて、結局出発したのが10時。おい。休みすぎだろ俺。

さすがにコレ以上文明に触れていると何処にも出かけたくなくなると思い、満喫を出発。

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あ、そうそう。

この旅の目的を述べ忘れておりましたが、私ヤマケン、旅費獲得のため、バイトしてきます。

ですので、目下の目的地は「帯広シティ」。

8月11日に面接だとかでそれまでに移動する必要があるんですね。

さてと。満喫を出たがいいが、果たしてどうやって向かおうか。

その前にスーパースポーツゼビオさんに立ち寄る。

何を買うのかというとバックパック

金も張るけど、さすがにショルダーバックではどうしようも無いので、バイトでその分稼ぐと自分に言い聞かせて、購入。

ちょうど、セールの時期の為、8000円程で25Lを購入ですよ。

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パッキングをし、いざ出発!!

11日まで4日程しか無いが、金も無いのでなるべく期日近くまで歩く。

1時間歩き、2時間歩き、3時間歩き・・・・

え?旭川市から出られないんだけどなにこれどこのダンジョンだよ。

しかも雨降りそうな空だし・・・・

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ぶつくさ文句を言いつつ、ダレかピックアップしてくれないかなんて期待しつつ、ひたすらに歩く。

歩く。

あるく。。

アルク。。。

そう言えば学生の頃の英語勉強支援システムの名前がアルクだったなぁ、なんて益体もないことを考え歩くこと5時間。

そして急な電話。

「バイトの面接、15日の16時に芽室駅に来てください」

ファ!?

まじかよ。後1週間も時間あいちゃったじゃん。もう向かっちゃってるよ。いや歩いているから1週間のほうがちょうど良いけど、なんか時間的猶予があり過ぎて一気にモチベーションが下がるヤマケン。

マイスイートハニーに電話を掛け、旭川に帰ろうかなぁなんて言い始める始末。

さすが人間のクズ、ヤマケン。出発して6時間もしないうちに断念しようとし始める。

が、さすがに、ここまで歩いた手前、電車使って旭川に戻るのも馬鹿らしい。

1週間掛けて帯広に向かう決心を嫌々ながらして、再出発。

再び黙々と歩くこと1時間。

そんなときに、反対車線を走っていた軽トラ急に止まってこっちに折り返してきた。何かと思っていたら急に軽トラのおんちゃん

「帯広には行けないけどトマトもってけ!!」

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神様降臨。

どうやらバックパックに吊るしていた「帯広に向かってますアピール」を読んでくれた模様。

スーパーの袋いっぱいにさっきとったばっかりのトマトを沢山くれました。

そして、くれたら颯爽と去って行きました。なにこのおんちゃんカッコええ・・・・

このトマトがまたうまし。甘いし、水分補給になって一石二鳥。

おんちゃん、こんな見ず知らずの僕に本当にありがとう。

そんな感謝の気持ちを感じつつトマトを齧っていたら、ワゴン車がハザード出して停車。

再び何かなぁと思って歩いていると、恰幅の良い兄さんが出てきた。

「美瑛まででいいなら乗ってく!?」

別の神様降臨。

わずか10分間の出来事。

そして迷わずイエスという僕。北海道優しい。。。

どうやら話を聞けば、この兄さん、元旅人だそうで、あまりにも僕の後ろ姿が哀愁漂っていたもんだからつい声をかけてしまったそうな。

むしろ哀愁を通り越して悲壮感が出ていたまである。

それもそのはずで、ちょうど旭川から富良野に向かう237号線沿い西神楽駅周辺を18時近くに歩いていたんですが、その周辺は何も無いんです。

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宿も無ければコンビニもない。

正直夜中まで歩いて人里まで行ければと思っていた位だったので、そりゃ悲壮感も隠せなんだ。

とにもかくにも兄さんの車に乗り込み美瑛へ。

更に話をすると、どうやらお宿をやっている方でして、即素泊まりの依頼。おい、キャンパー。

快諾を頂き、美瑛のお宿「ひみつ基地」へ。場所は「美瑛・ひみつ基地」でグーグル先生に聞いて下さい。「ひみつ基地」ですので、僕の口からは言えませんです。

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アッツアツのお風呂に入れて頂き身体をリフレッシュ。

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スーパーのおにぎりと唐揚げを食べていたら、お恵みが・・・

最高に旨い「豚の角煮」・・・ジュルリ・・・・

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旨い旨いうるさくしていたら、更に不憫に思ったのか、「豚の角煮塩味」と「きゅうりのピクルス」・・・・

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旨い・・・・

旨い旨い騒いでいたら、油揚げに納豆とジャコとチーズが入ったやつとか隠し球の「煮玉子」を頂く始末・・・・

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これがまたうまいのだ。そして結局ビール飲む私。一緒に飲む兄さんと嫁さん。何だこの宿最高じゃないか。

どうやらこのひみつ基地。宿での夕食は大皿で沢山の料理を尋常じゃない量を尋常じゃない味で提供するというモンスター宿だったようです。(本来は1泊2食付き6000円弱)

そりゃ旨いわけだ。本当に感謝。

2013年の期間限定サッポロクラシックを頂きながら美味しいツマミを頂く。最高の時間を過ごす。

色々な話をさせてもらいながら、バイトでしっかり稼いで帰りがてらに今度は正規の料金を支払い夕飯を頂くことを約束。

昼間の疲れもあり、10時に布団へ。

一瞬で寝た。

一人旅2日目にして早速人の優しさに触れ、涙腺が崩壊仕掛ける。

なんでこんな僕にこんな優しくしてくれるのか。

有り難い限りでござんす。

さてさて、明日はどんな素敵な出会いがあるのか。

助ける者と助けられる者、その様子を見送る者。
美しい心を持たぬ者は生きてゆかれぬ花の街。
あらゆる優しさが訪れるる美瑛の街。
ここは花が綺麗に咲き乱れる北海道美瑛の国道。
ヤマケンの躰に染みついた悲壮感の臭いに惹かれて、
心優しい奴らが集まってくる。

次回「神様、再降臨」。
ヤマケンが飲むジョージアのコーヒーは甘い。

 早く人間になりたーーーーい!!!

【前回】「一人旅」         

【本日の移動】24.7km

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