どもども、ヤマケンです。
ちょっとタイトル盛りすぎですが、2021年1月から3月まで仕事が少なく、せっかくだから家で楽しめる遊びをしようと思って、コーヒーにドハマリしておりました。イベントにコーヒー屋で出店する暴挙に出るくらいにはハマっていたんですが、
そのおかげで僕の中でキャンプで使えるコーヒー用具がまとまったので、記事にしようと思った次第。
ちなみに今年に入ってドリッパーを8個、コーヒーミルを6個、電動ミルを1個、色んなコーヒー豆をたくさん買ったりして、とりあえず万単位でお金かけたので、それなりに意味ある記事になるんではないかと。
あ、ちなみに選ぶ基準は「キャンプで飲むコーヒーにちょっとこだわりたいけどこだわり方がわからない」って方向けになります。
1〜2杯用のコーヒードリッパーならリバーズのコーヒードリッパーケイブリバーシブルがおすすめ
まず、とりあえず買っておいて損はないというか、これ買っとけばいいよな、ってドリッパーです。
リバーズのコーヒードリッパーケイブ リバーシブルです。
さきにまとめると、特徴は下記の通りです。
- 安い(2,000円くらいでドリップスタンド)
- 1〜2杯のコーヒーを淹れるのに最適解
- シリコン製でぐにゃぐにゃなので収納しやすく、そのまま使えるのでおすすめ
- 溝はともかく傾斜が急なのでサラッと抽出できるので失敗が少なくておすすめ
- 専用ドリップスタンドがちょっと使いにくい
とりあえず1~2杯入れられればいいと思うのでおすすめ
ソロキャンプやデュオ、ファミリーキャンプでもコーヒーって同時に淹れるとして大体1~2杯じゃないですか。なので、このコーヒードリッパーケイブ リバーシブルに限らず、1~2杯用のドリッパーを買っておくと良いと思います。
ぐにゃぐにゃなので収納する時に邪魔しないし組み立ての手間もない
コーヒードリッパーには、陶器・プラスチック・金属製のものが多いです。
アウトドア用のコーヒードリッパーでは金属製の組み立て式が多い印象。
このケイブリバーシブルは、シリコンでそのまますぐに使えるし、しまう時はぐにゃぐにゃなので場所を取りません。バックパックでキャンプしたり、バイクツーリングでキャンプする人にもおすすめな使用感です。
自宅でもガンガン使っていますけど、パックラフトの川下り用にめちゃくちゃ便利で愛用。
ハンドドリップが苦手な人でも失敗がしにくいドリッパーの傾斜が最高
で、一番のおすすめポイントしては失敗しにくい構造になっていること。
色んなドリッパーを使ってコーヒーを淹れる練習をひたすらしていて思ったんですが、コーヒードリッパーの傾斜ってすごく大事なんですよね。
ハンドドリップでコーヒーを淹れている時に、「コーヒーの入れ始めはスーッとドリッパーからお湯が落ちていくのに、最後の方はドリッパーにお湯が残っていつまで経っても落ちきらない」なんて経験ありませんか?
コーヒーがやたら酸っぱくなったり、苦くなったり、渋かったり、香りが一切なかったりするのはコーヒーの失敗なんですけど、それの原因はこの「いつまで経ってもお湯が落ちないで、ずっと豆に浸かってる」状態のせいだったりします。
このケイブ リバーシブルは傾斜が一般的なドリッパーよりも急なので、サラーっとお湯が落ちていきます。コーヒー淹れる時に失敗しにくい。
ちなみにリバーシブルになっていて、表と裏で溝の数が違います。で、この溝自体が更にお湯をサラーっと落としてくれるのに重要です。
基本的には溝が多い方で抽出したほうが失敗が無いですので、まずは溝が多い側を内側にして抽出してみてください。
失敗自体はお湯の速度とか温度とかコーヒー豆の鮮度とかいろいろな要因があるので、一概には言えませんが、
このドリッパーでお湯を3回に分けて注ぐ淹れ方をしておけばだいたい失敗しないです。
また、専用のドリップスタンドは折りたたみ式で持ち運びなどは簡単で、購入して損はないので併せて購入してもらっていいと思います。今はセットの販売なのかな?ネットではドリップスタンドだけの販売ページが見つからなかった。
ただ、片手でドリップスタンドごとドリッパーを持ち上げようとすると、ドリップスタンドがふにゃっとして持ちにくいので、連続でコーヒーを淹れたときとかはちょっと使いにくいです。大した問題じゃないんだけどね。
専用ドリップスタンドはオプション販売じゃなくてセットになった説あるわ。セットでも2,000円程度なので、価格が安いのも良い。
3人以上のグループキャンプで一度にコーヒーをドリップしたい人には三洋産業のCAFEC ディープドリッパー プロ
次に紹介するのはグループキャンプ用に、三洋産業のCAFEC ディープドリッパー プロです。
売り文句については正直ちょっと懐疑的なんですけど、グループキャンプで一度で人数分のコーヒーを抽出したい方にはおすすめだなと思ってます。
まず特徴を。
- 傾斜が急になっているので失敗が少ない
- 3~5杯分を一気に抽出できて便利
- コンパクトにはならないので収納には邪魔
- 専用ペーパーなのが微妙っちゃ微妙
- 専用ドリッパーがさっきのリバーズのケイブとぴったり
個人的に同時に何杯分ものコーヒーを抽出するのにはこれが一番便利かなと思っています。まじで良いと思うんだよなぁ。
傾斜が急になっていて 究極にサラーっと抽出できる
傾斜が急な特殊な形状(45度の急角度)で、最後に90度の部分があるからか、めちゃくちゃスムーズにお湯が落ちます。
更には中に突起がたくさんついているので、ペーパーとドリッパーの間に空気層ができる構造。これもまたスムーズにお湯が落ちる要因です。
お湯がドリッパーの中に滞留しすぎることがほぼないので、失敗がとにかく少ない気がします。
ただ、浅い煎り方の豆だと急すぎて成分が抽出される前に落ちる可能性もあるので、深めの焙煎を選ぶと良いかと。
しっかりコーヒーを飲みたい時に3~5杯淹れるのに丁度いいサイズ
メーカースペックだと、3~7杯用となっていますが、しっかりとマグカップ一杯ずつ楽しみたい時にはだいたい3~5杯くらいのイメージで淹れると良い感じです。
形状が急でドリッパーのサイズも大きくて深めなので、同時にたくさん淹れられる。
一方で、1~2杯を淹れようとするとなんだかいまいちなのでソロ・デュオ・ファミリーキャンパーの方にはおすすめしません。
普通のドリッパーでたくさん淹れようとすると、ペーパーの底に微粉(超細かい粉みたいになったコーヒー豆)が溜まって、詰まっていつまでも経ってもお湯が落ちないんです。
コンパクトにならないのは収納の邪魔だけど ドリップスタンドは便利
これは見た目の通りなんですが、畳めません。なので、少ない荷物でキャンプをしたい方にはおすすめしません。パッキングの邪魔になるので、オートキャンパーにおすすめですね。
ドリップスタンドは木製で、これもコンパクトには出来ません。
ただ、このドリップスタンド、最初に紹介したリバーズのケイブ リバーシブルにピッタリでめちゃくちゃ使えます。
もしリバーズのコーヒードリッパーケイブ リバーシブルを持っている人でディープドリッパー プロを購入したい人は是非お試しを。ケイブの専用スタンドよりも使い勝手良し。
独自の形状のコーヒードリッパーのため、ペーパーも専用のもの。サイズも大きいサイズなので。
ただ、円錐用のコーヒーペーパーをうまく折りたためば使えるっちゃ使えたり。よくわかんない場合は専用ペーパーを。
ハンドドリップが苦手&めんどくさい人にはMSRマグメイトコーヒードリッパーで放置抽出が超おすすめ
最後におすすめするのが、MSRマグメイトコーヒードリッパー。
MSRと言えば登山系ギアの金字塔感ありますが、そんなMSRのこのマグメイトコーヒドリッパーはハンドドリップが苦手な人や、そもそもハンドドリップがめんどくさいけど美味しいコーヒーは飲みたい人におすすめです。
先に特徴をまとめると
- お湯を注いで放置するだけでコーヒーが飲める
- 軽いしマグカップにスタッキングすれば収納の邪魔にもならない
- ペーパーを買う必要がない
- 最後の一滴まで飲むことは出来ない
浸漬式のドリップなのでお湯を注いで放置するだけで簡単に美味しいコーヒーが飲める
一番の利点ですが、マグメイトコーヒドリッパーの中に挽いたコーヒー豆をいれて、そこにお湯を注いで放置するだけで、ちゃんと美味しいコーヒーが飲める。
これをコーヒーの淹れ方だと浸漬式っていいます。
ハンドドリップよりもまろやかに感じる淹れ方。
使い方はとにかく簡単で、お湯を打ち込んで蓋して2分待てばコーヒーの出来上がりです。
あとは、特に美味しくなるなぁと思う僕のレシピを書いておきますね。
- 挽いた豆をマグメイトコーヒドリッパーに淹れて、マグカップにセット
- 豆が濡れるくらいだけのお湯を注いで30秒待つ
- ゆっくり回しがけるように、マグメイトコーヒドリッパーが7割位浸かるくらいお湯を注ぐ※250mlのマグカップとして。
- お湯を注ぎ終わったら90秒待つ
- 完成
完全放置ってわけじゃないですけど、ちょっと手間かけてあげるだけで普通に淹れるより美味しくなるのでお試しを。
淹れるお湯の量は豆の量によりけりですけど、だいたいコーヒーミルの半分よりちょっと多いくらいの豆だと丁度いいかな。
マグカップの中に入れちゃえばいいのでパッキングの邪魔になりにくい
マグメイトコーヒドリッパーもこれ以上コンパクトにはならないのですけれども、これ、250ml程度のマグカップにピッタリ収まる感じなんですね。
例えば、ちょっと大きいですけどユニフレームのスタッキングマグ350チタン内に収まります。
僕が一番好きでおすすめしたいスタンレーの真空マグ 0.23Lの内側にもぴったりでした。収納した状態でフタはしまりませんが。。
そんなわけでパッキングの邪魔になりにくいのはバックパックでの徒歩キャンプや、バイクキャンプを楽しむ方にはいいですよね。
ペーパーがいらないペーパーレスなのが便利
ここはどう捉えるか人次第になってきますが、マグメイトコーヒドリッパーはペーパーレスなコーヒードリッパー。
ステンレスのメッシュがペーパーの代わりになるので、ドリップペーパーをわざわざ買う必要が無いんですよね。使い終わったら豆を捨ててゆすぐだけ。
ただ、ペーパーがあればペーパーごと豆を捨てるだけで楽ちんなので、ペーパーレスについては、どっちが良いかってところはありますよね。
ちなみにペーパーレスの効果もう一つあって、ペーパードリップのコーヒーよりもコクみたいなものをより味わえるということ。
ペーパードリップだと、ペーパーによってコーヒーの油分や一部成分は濾過されてしまうんですが、このマグメイトコーヒドリッパーはあくまでコーヒー豆をメッシュで濾すだけ。
なので、コーヒー豆が持つ成分全部を楽しめるわけであります。これはお店で飲むコーヒーとはちょっと違った味わいや風合いになるので、結構楽しいですよ。
同じ効果がある淹れ方としてはフレンチプレス式のコーヒーですかね。全体としてはまろかやでコクを感じるコーヒーに仕上がります。
ちなみに微粉という細かい粉も一緒に入っちゃうので、最後の一滴までコーヒーは飲めないのでご注意。
最近パックラフトという川下りの遊びにドハマリしており、ペーパードリップがめんどくさくなってきたので、リバーズのケイブの後釜として購入しました。
手軽に外遊びしながらコーヒー飲むのにはめちゃくちゃいいっすね、これ。
まとめ:何よりもリバーズのコーヒードリッパーケイブ リバーシブルはおすすめ
というわけでキャンプで美味しいコーヒーを楽しみたい人向けに、3つのドリッパーをおすすめしました。
割とこの3ヶ月、美味しいコーヒーのことばかり考えてお金と時間を使ってきたつもりなので、多少は役に立てるのではないかと。
なんにせよ、ハンドドリップをキャンプで楽しみたい人はリバーズのコーヒードリッパーケイブ、まじでおすすめです。雑に扱っても大丈夫だし、ぐにゃぐにゃだし。
ハンドドリップが苦手とかめんどくさい人には、最後に紹介したMSRのマグメイトコーヒーフィルター一択ではある。お湯を注いで放置するだけでちゃんと美味しいコーヒーになるのは、だらけたキャンプや、外遊びの合間にコーヒーを楽しみたい人にはめちゃくちゃ便利。
そんなわけで、ここまでご覧いただきあざました!!