ども、さくぽんです。
ニュージーランドに来て2ヶ月が経ちました・・・英語の取得ってマジで時間がかかりますけど、日々聞き取れるようになってきたり、言いたい表現が身についてきたりと一歩一歩着実に進んでいる気がしてます。そうじゃなきゃ心が折れてしまうぜよ・・・。
さて、今回はニュージーランドでの登山を紹介します。その形が富士山に似ていることでも有名なタラナキ山という山です!
目指すは頂上や!!
今回挑戦するのは、マウント・タラナキという山です。ニュージーランドの北島、ニュー・プリマスという比較的大きい街の近くにあります。
「富士山に形が似ている」ことでも有名なのですが、たしかに形が似てました!最初見た時「うわ、マジで似てる!」って独り言いいました。
ちなみに、タラナキ周辺は映画「ラストサムライ」のロケ地として使われたみたいです。
登山口はエグモント・ナショナル・パークから
ニュージーランドは自然大国で、それを観光資源にしている国です。ので、その自然を守ったり、適切に楽しんでもらうための環境整備がしっかりされてます。
トレッキング(ニュージーランドでは、トランピングといいます)をする場合は、アイサイト(iSite)と呼ばれる観光案内所で情報を収集したり、ナショナルパーク(ビジターセンター)で情報を収集することができます。
こんな感じの看板があります。ルート、必要な装備に関する情報などが書いてあります。
タラナキ山の標高は2518m!割りとマジで高めの山なので、それ相応の知識と経験、体力が必要です。
迷うことなし!ほぼ一本道!
よく整備されているので、ほぼ迷うことはないです。
目指すはあの山の頂上!
ビジターセンターを過ぎてからは「Summit Track」の標識に従って進むだけ。
ひたすらに砂利道を進んでいきます。ちなみにビジターセンターの標高が約900mで、そこから約1600m登る必要があります。とにかく登り続ける感じでした。最初から急勾配で地味にしんどかった。
ロッジが見えたらそこは1500m地点
っで1時間〜1時間半ほど歩いているとこのロッジが出てきます。この時点で標高は1500m。つまり1時間ちょっとで600mほど登った計算になります。これ結構ハードですよね。
やば。
そして、ロッジを超えた先からいよいよガチ登山な感じになっていきます。
ビジターセンターの看板に出てきたおばちゃんがここにも。書いてあるのは「あなたの限界を知ってください、頂上は行程の半分だよ、十分な洋服とか水持ってる?」的なことです。
ボクは水を約2.3L持って行きました。人によってはもうちょっと少なくてもいいですけど、ビジターセンターでは2〜3L持っていきましょうと書いてありました。
こっからはガチの岩場を進んでいきます。
とことどころ階段が整備されてますが、とにかく急です。しんどい。
っで、しばらくは雲の中にいるのですが、たまーに頂上が見えたり見えなかったり。頂上が見えないとモチベーションが上がらなくて心が折れてしまいそうでした・・・。
1700m付近から、本当にしんどいよ!
っで、雲が晴れてきた約1700m付近からはこんな感じをひたすらに登ります。
写真で見るとなんてことなさそうに見えますが、地面はジャリジャリしかったり、細かい砂だったりと、踏ん張りが効かないなかで登っていかなければ行けないので筋肉にかなり負担がかかります。
これまでの写真みてて「行けそ−」とか思ってたけど、高千穂峰が続くのは無理じゃ・・・・俺史上二度と登りたくない山だよ・・・・
九州に高千穂峰という山があって、そこもなかなかに砂が細かくて登りにくいのですが、そこよりもきつかったです。マジで。
っで、それがひたすらに続き、2000m付近からは岩場をよじ登るような感じで登ります。
この辺から一眼レフを出す余裕がなくなり、写真が減り始めます。というか、ほぼ撮ってない。。。
けども!!ふと後ろを振り返ると、これですよ!マジで超景色いい。もはや雲の上なり。
タラナキ! – Spherical Image – RICOH THETA
これで2200m付近くらいかなー360度ご覧頂けます。
ついに!頂上が見えた!
ひたすら登ること4時間強。ついに頂上付近に。1月中旬に登りましたが、頂上付近はまだ雪が残ってます。
一眼レフ取り出す余裕すらなかったので、スタイラスでパシャリ。
テンション高いお姉ちゃんがモデルになってくれました(笑)超絶景!!
頂上はあそこ!みんな休憩してる!
頂上の景色はコレや!
絶景!マジで!雲の上!!そして!
な、なんとはるか遠くにニュージーランドの北島で最も有名な国立公園「トンガリロ」が見えます。これが見えた時はマジで感動しました。写真で見るとすげー遠くに見えるんですけど、、、肉眼で見た時のあの感動をボクは一生忘れないですね。
これ肉眼で見たいわ!!すっげーんだろ!これ絶対すっげーんだろ!!!!
全然伝えられないだろうけど、間違いなくすっげぇんだよ、この景色。
ちくしょう。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
360度ではこちら!マジで絶景!
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
ホントにキレイ!
行程、必要な道具
頂上までが約4時間〜5時間、往復8時間〜10時間と言われてます。かなり健脚の人で8時間。ボクは結局下りで膝をやってしまって10時間オーバーでした。
8時〜登り初めて下山したのが18時過ぎ。ニュージーランドの夏は21時くらいまで明るいのですが、もうちょっと早く出るべきだったなーと。。。
必要な装備は、水(2〜3L)、行動食、レインウェアなどの装備です。このあたりは日本の登山とかわりません。っが、タラナキ山ではガスバーナーなどを持ち込んでの調理は禁止されているので「山頂でコーヒーを」みたいな楽しみ方はできません。
行動食は登山用品店(マックパックとカトマンドゥがニュー・プリマスにあります)やスーパーで購入できます(シリアルバー的なもの)。
1月中旬、夏真っ盛りでの登山でしたが、山頂付近には雪が残ってます。しかし、スノースパイクなどの雪関連道具は必要なかったです。(ビジターセンターのオバちゃんもそう言ってました)
場所
North Egmont Visitor Centre(ノースエグモントビジターセンター)から登ります。ここへはニュー・プリマス市内から車で30分強、周囲のキャンプ場に泊まってもいいですし、ビジターセンターの駐車場で車中泊している人もいました。
このセンターの公式HPは下記です。8:00〜16:30までやっているので情報収集を。
ニュージーランドで天気を調べるときは下記のサイトを。
各地方や山の天気などの詳細を調べることができます。
まとめ!
ってな感じのタラナキ登山でした!
- マジでしんどいので心して行ったほうがいい!
- ボクが行った時はタラナキ山周辺の天気がなかなか安定しなくて3〜4日待ちました。
- この日のコンディションはベストでしたが、それでも山頂はマイナス3度?くらいだったかな。風が強いので体感はもっと寒かったです。
- とにかく急勾配です。トレッキングポール、ゲイターの持参を強くオススメします。
- 下りがとにかくキツイ。砂場なので踏ん張りがきかず、何度も尻もちをつきました。(ボクが見た限りかなりの人が尻もちをついてました)
- 日本で南アルプスとかガンガン登ってるよー!みたいな人にオススメ。(初心者はキツイ)
そんなところでしょうかねー!
いやーマジできつかった!(笑)もう一度登れと言われたら断ります!(笑)
っが、いい経験になりました!山頂からみるトンガリロは本当に絶景で一生忘れない気がします。
超楽しかったわ、この記事。
俺も負けてらんねぇわ!登るんだ!!超登るんだ!!
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