タイトルを見て驚かれた方がいらっしゃるかもしれません。しかし、キャンプは自然の中で過ごすものです。
実際に北海道のキャンプ場では熊が出没したため、キャンプ場が閉鎖されていました。道東の羅臼やウトロ周辺では普通に熊が生活しています。
本州でも山奥にあるような人里離れた無人のキャンプ場には熊出没することがあります。
通常のキャンプ場には出にくいですが、万が一熊に遭遇してもいいように熊対策をご紹介していきます。
鈴など音が出るものを持って歩く。
熊が先に人間に気づけば人間に危害を加える事なく熊の方から離れて行きます。基本的には熊から仕掛けて来ることはなく、もし人間を襲う場合には、熊が自己防衛のために人間に危害を加えると言われています。つまり熊に最初に気づいてもらえばいいのです。
そのためには鈴などの音が出るものを身につけましょう。人間よりも熊の方が耳がいいですから、先に熊が人間に気づいて逃げる可能性が高まります。
なので、キャンプ場に来て移動する場合は常に熊鈴を着けていましょう。
自分だけしか居ない時はラジオを大音量で流す
また、熊が出没する可能性のある場所で自分ひとりだけでキャンプをしている場合、滞在中は常にラジオを山に向けて大音量でかけておきましょう。
これも先の理由と同じで熊に、ここに人間がいるよー、ということを教えてあげるのです。
朝や夕方の山間での活動は避けましょう。
熊が行動を活発化させるのは朝や夕方のようです。その時間帯は決して1人では行動しないようにしましょう。
出会ってしまったら目を離さず動かず萎縮せず
仮に熊に遭遇したとしても、慌てて逃げてはいけません。熊が人間に襲われると勘違いして、攻撃してくる可能性があります。
またビビって、萎縮するのではなく、むしろ胸を張って大きく見せるといいらしいです。
実際に熊に遭遇したらパニックになりそうですが、じっと我慢して動かずに、熊が過ぎ去って行くのを待ちましょう。
●背中を見せて走ってはいけない。
●大声を出す。
●じっと立っているだけでよい。その場合身体を大きく揺り動かさない。出来るだけ自分を大きく見せます。
●腰を抜かしてもいいから動かない。
●熊から目をそらさない。
●子連れ熊に出会ったら子熊を見ないで親だけを見る。
●ベルトを蛇のように揺らしたり、柴をヒューヒュー音を立てる様に振り回す。
熊は蛇が嫌いなので、細くうねる物を非常に嫌います。車の古いワイパーゴムやロープをを携帯し熊に投げつけて、事なきを得た事例もあります。
●柴を引きずって静かに離れる。引きずるった物を飛び越えて来ない習性があるらしい。引用元サイト:北近江の城
生ゴミや食材は外に放置しない!
1番大事なのは食材を外に出しておかない、ということです。
夜寝る時や外出する時は、必ず車の中に食材やゴミを入れてください。テントの中ではだめです。必ず車の中に入れてください。
食べ物の匂いに釣られて熊が来るかもしれません。
これは熊だけに限らず野良猫やカラスなど、食材を外に置いておいていい事は何一つありません。
キャンプ場の環境を守る意味でも食材・生ゴミの放置は絶対にやめましょう。
以上、熊対策でした!
とはいえ、よほど山奥に行かなければ遭遇することはそうそうありません。多くのキャンプ場に熊は出没しませんからご安心ください。
ただ本当に出没するところもありますので、最低限必要な知識を持っていましょう!