どもども、ヤマケンです。
今回もドハマリしているパックラフトのお話の続きですが、そもそもどういうメーカーがあって、どんなモデルがあるのか的なお話について書いていきます。
まずは僕が使用しているFRONTIER(フロンティア)のパックラフトを実際の使用感とともに紹介しまして、そのあと、有名なアルパカラフト・ココペリを紹介します。
この記事を元にメーカーを知って、自分で色々調べて妄想を楽しんで頂くことが目標の記事となっています。
言い訳なんですけど、僕もそこまで造詣が深いわけではないので、スクールで聞いたり、先人と一緒にパックラフトやったときに聞いた程度のお話なのであしからず。
ヤマケン使用のパックラフトメーカー|FRONTIER
僕が使用しているパックラフトはFRONTIER(フロンティア)のマーシャス。2020年からスター商事さんが代理店を務めるメーカーで、2021年に入って取り扱いモデルがめちゃくちゃ増えております。
僕が一番静水用の小型ラフトCW-220を使用して、さくぽんが流水用のWW-255を使用しております。
これまで、那珂川(キャンプの荷物積んで)・久慈川・天塩川・球磨川(のやばい瀬の手前まで)・多摩川(御嶽エリア)・長瀞川を下ってきましたが、普通に下れております。
フロンティアに興味ある人がひとまず見といたほうがいいモデル
FRONTIERのパックラフトは結構色んなモデルを使って実際に川下っているので、使用感を元にお話しますね。
最初からWW-255が良いんじゃないか説
個人的に思っておるのが、「最初からWW−225を買うのが良くないか」ということ。
これは流水用、ホワイトウォーターにガッツリ挑戦しに行くモデルで、セルフベイラー付きで、ロッカー(ラフトの先っぽ)が上がっているので背の高い波が来ても何のその。
セルフベイラーっていうものがついているラフトとついてないラフトがあります。これは底面に穴が空いていて、勝手にラフト内に入った水を排水してくれる機能です。
セルフベイラーがついているモデルは常にお尻が濡れていることになるんだけど、毎回陸に上がって水抜きの必要がなかったり、すごい瀬をガンガン行くときにラフト内に水が入ってしまってコントロールが困難になるのを防いでくれるみたいなところがあります。
全長が長いってのもあって、波にぶち当たらずにスルッと回避するので、ストレスフリーで瀬を越えられる感じがします。
最終的に瀬を攻めたくなっちゃいそうな人は、最初からこのモデルに行っちゃうのはありありアリアンデル。
CW−220は良いけど、物足りなくなってきた
僕が使用するCW−220は、どうなんすかね。全然下れます。
最初に上げた川の瀬は静水用ですけど、今の所超えられています。普通に下れます。
ただ、なんというか、ロッカーが底まで高くないのと全長が短いので、高い波のある瀬に突入したときに、波にぶち当たってしまって結構水が内部に入ってしまうんですよね。
先日の増水した多摩川を下ったとき、一つの瀬を越えただけでラフトの3分の1くらいまで水が入ってしまって結構焦った経験をしました。
「那珂川や久慈川のような緩めのツーリングにたまにホワイトウォーター」みたいな使い方で十分という方には、全然これで良いと思いますが、もしガツガツ瀬を行きたいなぁと思いそうな人は避けたほうが良いかもしれません。いや、全然これでも普通に瀬を越えられるんですけどね。
あと、地味にセルフベイラー無いのがめんどくさい。。。。。
静水・流水兼用モデルのHB-250はキャンプツーリング目的の人におすすめ
で、最後にお話するのが静水・流水兼用モデルのHB-250についてです。
個人的にはキャンプツーリングを遊びたい人にはめちゃくちゃオススメな気がします。
ガツガツホワイトウォーターを下るわけではなく、基本的には緩めでたまに瀬があるような川を1泊2日かけて、途中でキャンプ泊をするような遊び方をするにはぴったりかなぁ。
幅広な本体で、ロッカーも低いので、安定感がすごいです。荷物を前後に積んだときの安定感があるモデル。全長が長いので、CW-220ではぶっ飛ばされるような波もスルッとスルー出来る感じ。
これからパックラフトを始めたい人にも丁度いい感じがします。ただ、ホワイトウォーター用のモデルに比べてのっぺりした見た目にはなるので、スタイリッシュさはあんまりないですね。まぁ見た目のかっこよさで川を下るわけではないので関係ないですけど。
フロンティアのパックラフトを体験してみたい方はみたけレースラフティングクラブへ
フロンティアのパックラフトのメインどころと使用感はこんな感じでありました。
僕はもっとホワイトウォーターを攻めたいので、WW-255に乗り換えようかと悩んでいるところ。CW-220でも全然良いんだけどね。かっこいいし。
で、もし興味湧いた方がいましたら、奥多摩御嶽駅すぐのみたけレースラフティングクラブさんで、WW-255とHB-250の体験出来ます。なので、購入前に体験出来るのめちゃくちゃメリット。
何にせよ、川遊び・パドルスポーツは油断すると命の危険がありますので、絶対にスクール・ツアーには参加したほうが良いです。
別にお金もらっているとかはなくて、単純にみたけレースラフティングさんがすごく好きなので、ぜひ行ってみてください。パドルスポーツの競技シーンに出るようなプロに教えてもらえます。しょこたん。
パックラフトで有名なメーカー|アルパカラフト
というところで、僕が使用しているパックラフトのお話はここまで。
ここからは、先人たちのお話を元に他の有名メーカーをご紹介していく感じです。
まず、パックラフトのメーカーについてですが、有名なメーカーはアルパカラフトとココペリの2つがあるかと思います。
アルパカラフトはアラスカからスタートしたパックラフトの老舗メーカー。日本だと、サニーエモーションさんが代理店を務めております。
アルパカラフトのパックラフトは、グイグイ攻めるのに良いということ。
セルフベイラーがないため水中に入っている面積が少ない(喫水が浅いっていう)のと、本体重量が軽いので、パドル捌きに対するラフトの反応が良い(らしい)。
本体重量2kgってやばいよね。
あとは、様々なモデルが出ているので、自分の遊びたいスタイルに合わせて選べるのは良いなぁと思います。激流下りなのか、普通にツーリングなのか、湖のような静水で浮かぶのか、釣りやりたいのか、みたいな。
アルパカクラフトに興味ある人がひとまず見といたほうがいいモデル
実際に僕が使ったことがないのでおすすめは出来ません。なので、スペック等見た上で「これは見といて、検討して、なんならスクールでガイドさんにガツガツ聞いてみる」と良いモデルピックアップしますね。
アルパカラフトスタンダードシリーズ スプレーデッキなし
その名の通り、アルパカラフトのスタンダードなモデルシリーズです。
サイズによってアルパカ(Sサイズ)、ユーコンヤック(M)、デナリリャマ(L)とあります。
このサイズの部分については、自分の体型と相談の部分もあるけど、キャンプをすることを考えると、Mサイズ辺りが丁度いいのかなぁと思います。荷物載せたりするのに余裕があったほうが便利。
逆にガッツリ日帰りで瀬を攻めるとかだったら、Sサイズのアルパカも良いかもですね。
僕は別メーカーの同サイズ程度のラフトに乗っていますが、コントロールがしやすい気がします。
有名どこなのでパックラフトのツアーやっているところにはレンタルがあるだろうし、ガイドさんたちはめちゃくちゃく詳しいので、超教えてもらえると思う。
アルパカラフト スカウト
アルパカラフトの中で一番お安いラフト。価格が税込8万ちょっとなので、多分他のメーカーを入れても結構お安い。
まずはパックラフトに挑戦してみたい方や、ゆるいツーリング、湖で遊びたい人向けのモデルですかね。
一応これでも簡単な瀬くらいは超えられるらしいけども、多分物足りなくなる気がします。代理店のサニーエモーションさんにもこの記載があって、そのとおりな気がする。
スカウトは”Alpacka Light”というよりはむしろ、山上湖・沢遡行・キャニオニング・渡渉・洞窟探検や、多少濡れても構わない場合での穏やかな川などの専用のボートです。※ダウンリバー(川下り)での使用を考えている方はスタンダードシリーズを選択してください。
最初から「湖だけ!絶対に川は下らない!」という方なら良いんですが、「川下りもちょっとやりたいなぁ」という方はご注意。
多分何回も瀬を越えていると楽しくなっちゃって、ガツガツ行きたくなっちゃう。
パックラフトで有名なメーカー|KOKOPELLI
もうひとつ有名なところで言うと、ココペリがあります。最近モンベルが代理店をやるってんでちょっとざわついた(俺調べ)感じです。他にもハイカーズデポが代理店をやっています。
ココペリの特徴としては、タフネスというか安全性に重きが置かれているところ。
アルパカは1気室(空気を入れる箇所が一箇所)なのに対して、ココペリは2気室。
なので、片方の気室に万が一穴が空いてしまったとしても、片方が生きているので、まさかの自体でもなんとかなる。
他にも色々あるっぽいんで、ハイカーズデポさんの記事を参照ください。
「操作性はアルパカの方が良いけど、よほどハードなところに行かない限りはあまり気にならないよねー」という話もこないだ聞きました。
ココペリに興味ある人がひとまず見といたほうがいいモデル
アルパカラフト同様、スペック等見た上で「これは見といて、検討して、なんならスクールでガイドさんにガツガツ聞いてみる」と良いモデルピックアップ。
ココペリ ニルヴァーナ
ココペリの瀬(ホワイトウォーター)対応のラフト。アルパカのスタンダードモデルと同クラスのラフトかな。
セルフベイラーがついているモデルなので、ガツガツ瀬を攻めても快適に進めるのが良さそう。
基本的にこのクラスのパックラフトを買っておくと、湖みたいな静水はもちろん、ホワイトウォーターばっしゃばっしゃな川もガッツリ下れる。
ので、個人的には最安の価格帯よりもこのランクの価格帯のラフトをおすすめしたい。
あと、名前
かっこいいよね。
ココペリ ローグライト
これはアルパカのスカウトと同クラスのラフト。
2キロちょっとの軽量さと、片手で持てるほどの収納力がすごい。小さいので小回りやコントロールしやすい。
これで御嶽エリアの増水時に一緒に下った方がいました。普通に下る分には全然いけるっぽいですけど、ガツガツコース攻めたり、もっと荒れた瀬を攻めるにはしんどそう。
おまけ:パックラフトメーカー|MRS
最後に紹介するのがMRSというメーカーですが、正直この1年間でMRSのパックラフトに出会っておらず、詳しいことは何も書けない問題があります。。。申し訳ねぇ。
下記のMRS代理店様が詳しいので、そちらをご参照頂けると。。。
ちなみにこの代理店さんのHPをみて、特徴的だなと思うのが、このISSというシステム。
要はパックラフトの上に荷物を載せる、のではなく、パックラフトの空気が入るところ、つまり船の中に荷物を収納出来る。
これの効果は、中に入れた荷物は濡れないよーとか重心が下がって操作しやすくなるよーってことのようですが、
これはあくまで個人的な疑問なんだけど、浮力で浮いていることがパックラフトの強みなのに、重心下がってしまうのは、どうなの…….?
これめちゃくちゃ珍しい。先日このギミックがついたアルパカラフトのパックラフトを初めて見ましたが、その方が「めちゃめちゃ便利だけど、形状にもよるけど、ひっくり返りやすい」みたいなことを聞いたような。どうなんだろう。未知の世界。
今度スクール行ったときに聞いてみます。
おまけ:Amazonのとりあえず安いやつはやめとこ
最後に、他のキャンプ道具などもそうだけども、Amazonでとりあえず安いやつはやめておいたほうが良いと思います。ここまでで挙げた
あまりにも我々の生活に馴染みすぎて、Amazonで、しかも安かったらうっかり買っちゃいそうなものですが、
正直懐疑的です。
なんで安いのかの理由を考えたときに、ちょっと怖いなと思う。
自分の命を預ける道具ですから、よく知らんメーカーのものは怖いし、安いとなおさら
4~5万円で売っているようなのとか怖い
更に言えば出来たら正規輸入をされている代理店で買うほうが安心だし、出来るなら取り扱いのある実店舗で店員さんに根掘り葉掘り聞くのが一番良いまである。
確かにAmazonで売られているメーカーの中には、ぼくが知らないだけで有名なものもあるのかも知れないけど、とにかくこのページ紹介した代理店やHPの金額よりも何万円も安いものを買うのは、相応のリスクも踏まえた上で検討するのが良いと思います。
まとめ:他にもあるけど、この3社の中で選ぶのが良いと思う
そんなわけで、パックラフトのメーカーをご紹介してきました。
フロンティアは実際に持っているし、みたけレースラフティングクラブで何度も使わせてもらったので使用感とともにお伝えできたかと思います。
アルパカとココペリは浅い話しか出来ずに申し訳ないんですけれども、基本的にはこの3社から選べば間違いないかなと思います。
他にもNRSとかあるけど、代理店調べても出てこないんよな。ロッカーなしで、色味や形もすごいシンプルな、安定感重視のパックラフトが多い勝手な印象。
あとはNortikという北欧のメーカー。パックラフト本体の質感がすごい良い感じなんだけど、実際に触れる機会がないので分からぬ。日本では元気商会が代理店をやっているようです。
ガツガツのまじの冒険家の人にアルパカラフトをこよなく愛されている(というか、老舗メーカーでやっぱり高品質らしい)とか、ココペリのタフネスさがすごいとか、僕のようにフロンティアのお手軽感というかとっつきやすさみたいなものが好きとか、なんかこう色々あります。奥深い。
ただ、よっぽどの川に行かない限りはどのメーカー、どのパックラフトでも対応は出来るかと思います。
とは言え、ガッツリやるなら完全な静水モデルよりも流水兼用のモデルがおすすめですけれども。
そこも含めて自分で調べて、場合によっては使いたいラフトがあるスクールに行って体験してみたり、そんなことも楽しんでもらえたら嬉しいであります。
次回は最低限の装備のお話でもしましょうかね。それでは。