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【キャンプの危険】夏に川辺、湖畔、海沿いでキャンプを楽しむなら、ライフジャケットは絶対に準備しておいてほしい。

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キャンプのハウツー

どうもみなさんこんにちは。ヤマケンです。

YAMAKEN the SS.

山口健壱:1989年4月5日生まれ
2年間の日本全国キャンプ旅で約250ヶ所のキャンプ場でキャンプ。
その後3年間千葉の有名キャンプ場でスタッフとして、キャンプを楽しみ方がをサポート。
現在は自分たちのキャンプ場を作るために奔走中!キャンプのイラストも描きます。

よかったらフォローしてくださると大変喜びます!

以前、YouTubeのライブ配信で話した内容を今回書きますけれども、

先日衝撃的な体験をしまして、なおのことライフジャケット必須だなと思ったのでありました。

まぁ、書いてるタイミング遅れてシーズン逃しちゃったんですけどね。

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川辺、湖畔、海沿い夏キャンプにライフジャケットは必須説を唱えたい

まず結論ですが、夏場に水辺でのキャンプを計画されている方は、ライフジャケットを絶対に準備してほしいと思っております。

ソロキャンプや「マジで絶対に水に入らない不退転の決意」を手に入れたキャンパーの方は必要ないですが、

グループキャンプや子連れでのファミリーキャンプで夏の避暑に川辺や湖畔、海沿いキャンプをする場合は絶対にあった方が良い。

 

入らないつもりでも、川を見ていたら大人でも入りたくなるときもありますし、それが子供だったらなおのこと目の前に水があったら入りたくなる。

また、川は季節や前後の雨の状況、さらに言えば上流域の天気、ダムの放流などたくさんの要因によって、全く予想外の動きをします。

毎年悲しい事故がたくさんある中で、今キャンプブームがきているわけで、今一度このあたりを考えたい。

ライフジャケットはマジで命を救う

まず最初に。個人的に衝撃的な出来事が。

パックラフトという強化ボートで川下りすることにハマっていて、定期的に川を下りに行っております。

過去一番に水量が多い日でしたが、激流ポイント、注意するべき場所などわかったつもりで、さらに言えば前回下ったときも似たような水量だったので、正直甘く見ていました。

 

スタートから終盤まで、僕自身はアドレナリン出っぱなしで、そもそも素直なコースなのも相まって余裕で漕いでいました。

が、多分同行者の様子をちゃんと見られていなかったんですよね。

最後、上陸するポイントを同行者に指示をして先行したんですが、通常よりも早い流れで同行者が上陸ポイントにたどり着けず通過。

その先に長瀞で一番大きな瀬があり、しかも通常時よりも多い水量。激流の中、沈(沈没)してしまった。

急ぎ追いかけて、同行者の経験値もあって、なんとか九死に一生を得たわけですが。。

僕が同行者のそばについたときには「両足が攣った」状態で、ライフジャケットがあるから浮けている状態でした。

もちろん同行者の経験や知識があってこその生還もありますが、

ライフジャケットがあったから、呼吸ができてパニックに陥らず冷静浮いていられたし、

僕もその後、陸まで引っ張れた。水中で背負ったりなんかは絶対にできないことがよくわかりました。

 

ということで、単純に僕の失敗した話ですし、川下りという少し特殊なケースかもしれませんが、

ライフジャケットがあったからこそ命が救われたことを実感したのでありました。

経験や知識があっても人は流されるしかできないからこその準備を

分かりやすい急流よりも、なにもないような場所が一番怖い。

今回、同行者は川下りや沈の経験もあったおかげでパニックにならず適切に対処出来た。

さらに言えば、一緒にいた僕が同じくパックラフトにのって、レスキューしに行けたからこそ、助かった。

これから示唆できるのは、「経験・知識があったとしても流されるしか出来ない」だし「同行した人間に十分な準備(道具・知識)があったからギリギリで助けられた」ということだと思います。

少なくとも経験があって、知識も持っていて、緊急時の装備(ライフジャケット・投げ縄など)があって、ようやく対応出来たと思っています。なんならあってもどうしようもない事故があるくらいです。

 

溺れたときの知識、リカバリーする経験、助けるための道具がない状態で、溺れてしまったらどうなるだろうか。

流されるしかできない上に、パニックにもなるし、正しい安全行動も取れず、しかも勝手に浮いてくれる道具もない。

上記の話はパックラフトで川下りをする話なので、川辺や湖畔などでのキャンプとは話が異なるかもしれませんが、

毎年の悲しい事故は、本質は一緒だと思っています。

急な深み、流れの変化は一見じゃわからない

流れが穏やかに見えるだけで、実際は急流になっているスポットは至るところにある。

また、川や湖畔、海、全てに共通しているのが、急な深みや流れの変化が一見じゃわからない、ということです。

水場のプロフェッショナルである、パドルスポーツやウォータースポーツのインストラクターでも「自分のホーム以外の場所では十分注意しないと危ない」というくらい、わからない。

さらに言えば、慣れ親しんだ川や湖畔であっても、その日の水量や風、潮目などのコンディション等々によって、全く違う表情になることもあるそうです。

 

そんな水の流れる場所は、本当に急に深くなる場所だったり、急に流れが早くなったりする場所が絶対に存在します。

しかも水は生き物のようなので、前のシーズンには浅い場所だったところが、大雨や台風による影響で抉れて今シーズンには深みになっている。

更にそれらの影響で川そのものの流れが変わって、緩かった場所が急流になるなんてことも。ここ数年の異常気象と言われる天候を考えたら想像に難くないのです。

そういうことも相まって、はじめてきた人にはなおのこと深さ浅さ、緩い早いなんてことはわかりません。

急な深みにうっかり足を取られて、ころんだ先が急に流れが強くなっている場所だった。そうなる危険は絶対にあって、無事に帰れているのもたまたま運がいいだけ。

流されてしまったときにライフジャケットがあれば、浮いて流されることはできるけど、ライフジャケットがなければ浮くこともできずに流されるだけ。

大人でもうっかり、子供だったら絶対

最後に。

絶対に水に入らないつもりでも、実際に暑い夏に水場を見たら、大人でもうっかり入りたくなります。

それが子供だったらどうでしょう。まず間違いなく水に入りたがると思います。プールとかめっちゃ好きだし。

急な深みや流れの変化がわかっている大人だとしても、それでも足を滑らせ、流れに体を持っていかれる。

それが子供だったら。楽しくなって我を忘れた幼少時の経験を私は覚えています。深みも、流れの変化も分からないでただ楽しくて遊び回って。

 

子供の頃、夏には川で散々遊んでいましたけども、運が良かっただけなんだなと今思います。

20年前などに比べて、ライフジャケットを使用して水辺でのキャンプを楽しまれる方もたくさん見かけるようになって、「あぁ。よかった」と思うことがあります。

できれば、すべての水辺で遊ぶキャンパーにはライフジャケットを準備しておいてほしい。

自分が川で遊ぶようになってわかった恐怖が、なにか皆さんのお役に立てれば。

流水救助の書籍「スイフトウォーターレスキュー」

ウォーターアクティビティのインストラクターさんや、川の救助に関わる本職の方も読まれる書籍、「スイフトウォーターレスキュー」。

これはできれば購入してほしい。ライフジャケットよりも先に。

基本的な川の考え方から、セルフレスキュー(自分でなんとかするやつ)、誰かを助けるための知識や技術などなど、川の危険にまつわることがすべて書いてあります。

書籍なので1,500円程度で買える安心です。

ライフジャケットについて

パックラフトのサイズ感と基本装備の写真

ライフジャケットもいろいろな用途や種類があります。

もし、釣りを楽しまれる方なら、釣具メーカーでも出ています。

もしライフジャケットってどこで買えばいいかわからない。という人だったらまずはモンベルに行ってみてください。

昔からポドルスポーツを展開しているので、ライフジャケットもたくさん。店員さんの知識もかなり高いですから、よく相談に乗ってくれるかと思います。

子ども用にはキッズ用の、股下にベルトを通して、しっかり固定できるタイプもあります。小さいこどもさんには特にそういうライフジャケットを検討してみてください。

注意点としては、ネットのよくわからない安いライフジャケットは避けましょう。値段=安全性、というわけではないですが、安いには安いなりの理由があります。自分や家族、仲間の命を預けるに足るものを選んでほしいです。

ライフジャケット|モンベル

フローティングロープ、スローバッグについて

ライフジャケット以外で、レスキューに繋がる道具がフローティングロープ、スローバッグです。

20m程度のロープがまとまっていて、救助が必要な方に向かって投げられるものです。

これも投げる練習が必要にはなりますが、溺れた方、流れてしまっている方を自分で助けに行くのはほぼ無理です。自分も飲まれてしまいます。

万が一の不足の事態に備えて、もし余裕があるなら購入して損はありません。

僕はNRSというメーカーのものを使っていますが、モンベルでも売っています。

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