【キャンプの安全】夏キャンプでのガス缶・ガス器具の取扱いと注意点。

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山口健壱:1989年4月5日生まれ
2年間の日本全国キャンプ旅で約250ヶ所のキャンプ場でキャンプ。
その後3年間千葉の有名キャンプ場でスタッフとして、キャンプを楽しみ方がをサポート。
現在は自分たちのキャンプ場を作るために奔走中!キャンプのイラストも描きます。

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先日、【キャンプの安全】夏キャンプはガソリンとガソリン器具の取り扱いに注意して!を書いたところ、こんなコメントを頂きました。

ガソリンも怖いけどつい先日も毎年恒例…なレベルで起きているガスコンロの爆発事故がありましたよね。
ガソリン同様に加熱での爆発事故が起きやすいのに手軽だからあまり注意されないのかと思いますわ。
お盆なんかで長距離キャンプ場の行き帰りなどで行楽地で遊んで帰るなんてこともあると思いますがその際の密閉車内とか考えると怖いもんです…。こっちも注意喚起ネタを追記とかであるといいんじゃないかなーと。

確かに。

夏キャンプでのガス缶の取り扱いの注意事項を書いていこうと思います。

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夏キャンプでのガス缶の取扱い

夏キャンプでのガス缶の注意事項は、ガソリンと同様、熱や暑さです。

ですので、ガソリンの取扱いとイコールな注意点になりますが、改めて。

日光が直接当たるところに置いておかない

ガス缶も構造はガソリンと同じで、通常は液体になってます。

ガス缶振ると液体が動く感じするのが分かると思います。専門家ではないので、厳密には違うのかもしれませんが、そんなことはどうでもいい。

 

で、温まることで液体から気化して気体になってーという感じ。

なので、夏の直射日光にガス缶を晒すのはやめておいたほうが良いでしょう。

 

特に新品ならなおさらで、ガスが満タンの状態ですし。

 

この5年間で爆発したことは無いですが、用心するに越したことはありません。

カセットガスコンロにダッチオーブン載せとかが普通に危ない

カセットガスでの事故で多い事例が、カセットガスコンロを超えるサイズの鍋を使って調理したとき。

コンロを超える大きさの鍋を使うと、カセットガスが格納されているところの上まで鍋で覆ってしまいます。

で、そのままカセットガスが熱せられちゃって爆発する。

そんな構造です。

キャンプでダッチオーブンは欠かせないけれど、ガス器具には気をつけて

で、キャンプシーンでのその可能性としてはダッチオーブンかなと。

10インチ以上のダッチオーブンだと、同じようにカセットガスコンロの上部が温まってしまって爆発・・・という状況が起こり得る。

あとこれは個人的な感覚なんですが、通常の鍋とかよりも輻射熱が強いような気がするんですよね、ダッチオーブンのような厚手の鉄鍋や鋳鉄製の鉄鍋って。

 

なので、カセットガスコンロを使ってのダッチオーブン料理は十分以上に注意しましょう。

いや、カセットガスめちゃくちゃ便利で楽ちんだから気持ちはわかるんだけどね。

すべてのキャンプ用ガスバーナーならダッチオーブンがいけるかというとそうでもない

ならキャンプ用品メーカーの出しているバーナーなら大丈夫なのかというと、必ずしもそういうわけでも無い。

結局のところ、ダッチオーブンなどの輻射熱で、想定以上にガス缶が温められてしまうのが原因なので、熱源とガス缶のクリアランス(空間)がしっかりとれて無いと危ないわけです。

そもそも登山用のシングルバーナーにはダッチオーブン載せられないけどね

カセットガス使用のシングルバーナーは沢山出ていますが、大体はやっぱりクリアランスがちょっと不安だったりもします。

登山用に使うシングルバーナーだとなおさら。

SOTOのST-301はダッチオーブンを載せても全く問題ない仕様

なので、バーナー部分とカセットガス部分が離れているものを購入するのが一番安全かなと思います。

僕らのおすすめはSOTOのST-301。

五徳が頑丈なので、ダッチオーブンを載せてもびくともしません。

ただ、ガスチューブがちゃんと伸びているかを確認して使用しましょう。私、適当に使ってたら、チューブに火が当たってしまっていてうっかり大事故寸前になりました。まじで気をつけて。

SOTOのレギュレーターストーブST-310は大きい鍋を使用することを想定しているようです。

あとは、こちらもSOTOの商品ですが、レギュレーターストーブST-310。

ダッチオーブンがOKかは書いていないんですが、公式で19cmまでの鍋はいけるぜ!的なことが書いてあります。

ガルボが使用感をレビューしてくれていますので、下記記事をご参照ください。

それでも怖いときは濡れタオル+アルミホイルを

ただ、このバーナーならOKだよ!って名言しているバーナーはほぼほぼ無いような気がしていて、「え。ならどうすればいいのよ!」という方は、

濡れタオル+アルミホイルをやってみると良いかと思います。

 

というのも私、男前グリルプレートをこよなく愛しているんですが、シングルバーナーで使用すると輻射熱でガス缶上部がチンチンに熱くなってしまうんです。

で、試したのがこちら。


絵面があれですが、タオルやティッシュが濡れているうちはガス缶上部の熱さが全然違うんですよ。

 

あとは、アルミホイルでクリアランスを確保+直接熱がガス缶にいかないようにする方法。

アルミホイルで熱が直でガス缶に行かないようにするのもありかと思います。

これをするのでも、かなりガス缶上部の熱さが変わります。

なので、濡れタオルとアルミホイルなどで、クリアランス及びガス缶に熱が直接いくのを防ぐようにしてあげるのが大事かと思います。

風が強いからって風防でガス缶までは覆ってはいけない

これは夏に限らずすべてのシーズンでやってはいけないことですが、

風が強いからって風防でガス缶含めて全体を覆わないようにしましょう。

こんな感じでバーナー周辺を覆うぐらいでとどめておきましょう。

風が強い日だと、風防無しだとバーナーの火力が落ちてしまいます。

そこで風防を使うんですが、風防を使うと、熱が溜まりやすくなります。風を通さなくなるからね。

なので、これでガス缶の後ろまで覆ってしまうと、普通に危険です。

冬キャンプの気温が下がったときに起こりがちな現象ですが、夏場も十分気をつけて。

盲点は車の中入れっぱなし

あとは地味に怖いのが、車の中に入れっぱなし事件。

 

夏の車中に入れっぱなしだと、危なそうだなぁといつも思ってます。

夏の車内温度ってめちゃくちゃ大変なことになるっていうじゃないですか。57度まで上がるってグーグルが言ってた。

 

流石にその程度の温度であれば問題ないとは思いますが、そこに直射日光とかが合わさったら結構危険だと思います。

なので、移動中でも直射日光に当たってしまわないように注意した方が良さそうです。

 


以上、夏キャンプでのガス缶、ガス器具の取扱いの注意点でした!

ガソリンもそうですが、どちらかというとガスユーザーのほうが多いので注意喚起ということで!

コメントくれた壱さんありがとう!!

 

怪我なく安全にキャンプ楽しんでね、みんな!!

みんなのコメント!

  1. じょに より:

    スーパースターどーもです!
    漆黒【ブラックホール】=じょにです笑

    前にもコメントしたことありますが、(さくぽんの記事だったかな)遊びに行って大事故!なんて悲しすぎるので、少々お高くてもガスは純正缶を使用しております。
    特にOD缶何かは微妙に取り付け口が合わない物もあるらしいので・・・
    うちのチームの若い衆にもそう指導しておりやす。
    せっかくのキャンプなので安全マージンをしっかりとって楽しみたいですな!!!

  2. より:

    はやっ!ガッツリ記事ありがとう!
    ガスやガソリン器具の最後に一言しか注意喚起無かったりで割と貴重な記事だと思うんでホントにありがたいっすわ!

  3. ヤマケン より:

    漆黒

    そうね。
    なるべく純正品の方が安心は安心よね。
    あとは、キャンプ用のガスはキャンプ用のバーナーで使うことか?
    パワーガス系のカセットガスを通常のガスコンロで使うのが少し怖いような気がする。

  4. ヤマケン より:

    壱さん

    おお。
    むしろありがとうね。

    安全マージン取るに越したことはないから、書けてよかった。

  5. RED より:

    某直営店スタッフが言ってました。
    うんちゃらジャパン代表はガス缶なんて危ない物は使わないとか。

    アルファベット使ったけど、バレバレな狭い業界。
    うんちゃらジャパンだけでも微妙に。。。

  6. ヤマケン より:

    REDさん

    仕組みというか使い方さえわかればガソリンのほうが面倒無いのかもしれないですね。
    何にせよどちらも引火性高いので、みんな注意してやってくれると嬉しいなぁ。

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