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【軽量自立テント】MSRハバNXとビッグアグネス フライクリークUL1を比較

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テント・タープ

ども、さくぽんです。

さくぽん

佐久間亮介(さくぽん)1990年3月生まれ。
このブログの発起人。ライター、モデル。小型ロッジテント「ガレージテント」がtent-Mark DESIGNSから発売!イベントやコンテンツ企画をやる人。あと、地味に教員免許持ってる

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先日紹介したキャンプ道具をレンタルして試すことができて、かつ、購入もできるアプル「カウリル」で軽量自立式テントのビッグアグネス  フライクリークUL1を借りました。

MSRのハバがかなりダメージを負っていて、新しいのを探していたところだったのですが、修理の依頼をしたらまさかまさかのほぼ新品になって返ってきてしまい(笑)

せっかくなので、MSRのハバNXとビッグアグネスのフライクリークUL1を比較した記事を書きます。

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MSRハバNXは通算300泊以上のツワモノだったが・・・

テント、フライクリーク、ハバ

私が2015年からずーっと愛用しております、MSRのハバ。

最近ハマっているキャンプ漫画「ふたりソロキャンプ」でも主人公である厳さんが使っています。

何を隠そう、ゆうに300泊以上を使っても壊れない耐久性、軽さ、設営のしやすさが最高のテントでした。

ポール破損

ポール破損

が、しかし、ついに、ポールの一部が裂けて、二股になる部分のネジが馬鹿になってしまいました・・・(結果的に、修理による完全修復されました)

なので!次なる軽量テントを探していたところ、たまたまカウリルを紹介してもらい、何気なくアプリ内を見ていたら出会った、ビッグアグネスのフライクリークUL1。

こりゃ試してみたい!ということで借りてみたわけです。

MSRハバ VS ビッグアグネスフライクリークUL1 軽さは・・・

テント、MSR、ビッグアグネス

では、早速比較していきます。これが袋に収納された状態。

MSRのハバは上から蓋をするように収納でき、かつ、バックルで留めるタイプのため、収納しやすいです。

一方ビッグアグネスフライクリークは、袋上になっていて(寝袋のような感じ)、あえて厳しいことを言うならば、(MSRに比べて)収納しにくいです。

そして、どちらも軽量の自立式テントということで気になるのが軽さです。

  • MSRハバNX 総重量1,290g(フライ、本体、ポールのみ1,120g)
  • ビッグアグネス フライクリークUL1 総重量966g(フライ、本体、ポールのみ757g)

圧倒的に、ビッグアグネスのフライクリークUL1の方が軽いです。約300g分の軽さって総重量が1kg前後のテントにしてはかなり重要なところ。

実際に手に持った感じも「え、こんな軽い?」って思うくらいに軽いです。

軽さは文句なしでフライクリークに軍配が上がります。

設営のシンプルさはハバに軍配

テント

では、次に実際に設営をしていきます。インナーをひろげ、

ポール

ポールもつなぎ合わせていきます。この写真を見てもらえればわかるかと思いますが、このポールの少なさが軽さに直結しているように感じます。

テント、インナー

ポールをインナーに取り付けるとこんな感じ。どちらも吊り下げ式です。

後述しますが、空間の広さでいうとMSRのハバの方が広いと僕は感じました。

どちらも、インナーの隅をペグダウンしてポールをグロメットに差し込んでいきます。

ハバは4隅、フライクリークはひとまず3点です。

そして、フライシートをかけます。

ハバはグロメットに入れて、フライシートを固定。

フライクリークはバックル式3点+

後方の両サイドはインナーとフライとセットでペグダウンをして、固定します。あとはそれぞれ前室部分をペグダウンすれば完成です。

このあたり、僕がハバの設営に慣れているという点を考慮したとしても、ハバの方がシンプルで設営がしやすいです。

前室、中の空間の広さは・・・?

こちらが完成形。続いて中の空間について比較していきます。

ビッグアグネスは、入口部分が広く、後方に行けばいくほど狭くなる、台形のような形をしています。

なので、入り口付近を頭にして寝た状態で、自分の肩の両サイドに荷物を置くような感じの作りです。

ポケットは上に一つ。

インナーのメッシュ部分は、全体の約半分程度。これがどれくらい中の温度に変化を与えるのかは、しっかりと試してみないとわかりませんが、夏は暑そうな気がします。

そして、次はハバ。ハバは長方形をしています。そのため、荷物は比較的自由におけるかと。

ポケットは一つ。

メッシュ部分は、フライクリークとほぼ同じくらいの高さにあります。

フライなし状態で写真を撮ると、形の違いがよくわかるかと。天井高はハバ91cmに対して、フライクリークが97cm。

人によって微妙に感じ方が違うかもしれないけど、多少、ハバの方が中の空間が広いと思います。

前室はこんな感じ。ハバは雨の日でもシングルバーナーで多少、調理することはできるけど

フライクリークの方は難しい感じ。本当にUL、軽量化されたテントですね。

さらに!フライシートが超薄い。

軽さも驚きましたが、フライシートの薄さにも驚きました。

こうやって並べてみてみると写真ではそれほど違いが無いように見えますが、、、

こちらがフライクリークのフライシート。

そして、こちらがハバNX。どちらもグレーなので見にくいのですが、

御覧頂いて分かる通り、フライクリークの方は非常に薄くて、なんか下手したら中がスケてしまいそうなくらい薄いです。

これも軽さを追求しているがゆえなのだと思いますが、単純にプライバシー的な意味と、あとは雨が降ってきてしまった時、あるいは結露がすごい時にどうなるのかがすごく気になるところ。

その点、ハバは、それなりにフライシートも厚め(フライクリークに比較して)で、雨の場合でもフライがビチョビチョになって中まで浸水してくるようなことはありませんでしたし、結露についても同様でした。

ちなみに、ポールにそれほど差はありませんでした。体感で、なんとなくフライクリークの方が軽いイメージです。

簡単に違いや特徴をまとめると・・・

ってなわけで、いくつもの微妙な違いがあるこの2つのテントです。その違いや特徴をまとめると・・・

  • 軽さは、フライクリークの方が約300g軽い(フライクリーク966g)
  • 設営のしやすさは、ハバに軍配。
  • ペグの最低本数、ハバ5本に対して、フライクリーク7本。
  • 広さはそんなに変わらないかもしれないが、気持ちハバの方が広く感じる。
  • 天井高は6cmだけフライクリークの方が高い。けど、あんまり体感ではわからなかった。
  • お値段、ハバ53,000円(税抜)>フライクリークUL1は46,000円(税抜)

という感じでしょうか。さらに、もうちょっと専門的なことを加えておくと

  • ハバはフロアの耐水圧が3,000mmに対して、フライクリークは1,200mm(フライシートはどちらも1,200mm)

なので、雨の心配をするのであれば、ハバの方がいいでしょう。フライクリークUL1は本当に軽さ追求のテントですね、こりゃ。

居住性が先か、軽さが先か

比較しながらというか、使いながら気づいたのですが、この2つのテントは、最優先事項が違うような気がします。

ハバは、居住性や設営のしやすさなどを保ちながら、軽さも追求する。

フライクリークは、軽さを追求しながらも、居住性を追求する。

というような感じ。

ハバ=居住性が高いけど、ちょっと重い(って言っても、1,290gだけど)。

フライクリーク=軽さ最高。でも、ちょっといろいろ薄くて心配になる。

みたいに、目指すべき場所が違うように思いました。

MSRの製品で、ビッグアグネスのフライクリークにガチンコで対応するテントは、ハバよりもさらに軽量になったフリーライトや、カーボンリフレックス(非自立式だけど)ですね。

たがしかし、フライクリークは超魅力的。

で、個人的には、今まで使ってきたハバをこれからも使っていきたいのですが!

フライクリークUL1も超魅力的だなぁっと(今は、フライクリークHV ULというものに進化)思うのです。

というのも、やっぱりハバに比べて、300g近く軽いのは魅力的で、長い間挑戦したいと思っていたアメリカのロングトレイルで背負っていくにはいいのではないか?!という。

つい先日、実際にトレイルをしてきた人に話しを聞いた時も「軽さは正義、命に直結するから」という話をしていて・・・うん、まさに、そうだよなぁと。

MSRのフリーライトも良さげなのですが、それでもフライクリークの方が軽いので・・。

まとめ

ってなわけで、MSRのハバNXとビッグアグネスのフライクリークUL1を比較してきました。

僕の見解を述べると

日本国内、海外でも、バックパック背負ってキャンプ旅をすることはもちろん、バイクや車のキャンプでも、MSRのハバNXは最高

だけど、

ロングトレイルに挑戦するような人やULにこだわる人は、フライクリークの方が良さげ(ただし、一般的なキャンプにはハイスペックすぎる)

という感じでしょうか。そもそもハバNXも結構ハイスペックすぎるっちゃすぎるのですが。。。

設営のしやすさと軽さ、居住性のバランスに加えて耐久性も素晴らしいのでこれからも愛用していきます。

で、その他にも、軽量系のテント、本当にガチな旅で使うようなものをこれからも探していこうかなぁと思った次第です。

やっぱり非自立式の方がいいのかなぁ。。。。個人的には自立式派なのですが・・・。

ガルボ the Ace Writer
ガルボ the Ace Writer

どっちもいいテントだなぁ。

個人的には前室広めのハバNXがいいかな。もう少し荷物多めでも行けるように2人用が欲しいな。

今回紹介した軽量テント

MSRハバはAmazonなどのネット通販、実店舗でも購入しやすいです。フライクリークは、ULハイカーのお店「ハイカーズデポ」に詳細ページがありましたので、そちらをのせておきます。

Fly Creek HV UL1 | Hiker's Depot|ハイカーズデポ
マニア向けのものだけではない。テントとして当たり前の機能を備え、スルーハイキングでの実績も多い、超軽量テントのスタンダードがRedesignで新たに。

みんなのコメント!

  1. より:

    快適なのはハバっぽいね
    ビッグアグネスは300gの差があるのはかなり意外だけどフライがスケスケ過ぎて4シーズンはキツそうだね
    あと当方テヴなのでちと狭そう…

  2. じょに より:

    リオどもー

    どちらも良い城ですな!
    フライクリークも良いけど、自分はやっぱりMSRかなぁ
    テントの形や前室、設営のしやすさ、あと配色がいいですね!(日の丸っぽい)
    なんか安心感あるし、ステイクハンマーかっこいいし(テント関係ないけど)
    最近お母さんハバ、お父さんハバが気になってます。

  3. さくぽんさくぽん より:

    壱さん
    どもですー!快適なのはハバですねー!
    そうそうフライすけすけなんですよ。でも、実際766gで済むとか超魅力的です・・・マジで

  4. さくぽんさくぽん より:

    じょにさん
    どもですー!いい城です!
    僕もMSR派ですね。最高です。
    そう、安定感あるし、ステイクハンマーかっこいいし、軽量テントの種類多いし。
    マザハバ等もいいけど、まぁクルマだったりすると、コスパ一番いいのはエリクサーだったり。

  5. より:

    じょにのニイサン
    ママハバ・パパハバなんてあったのね…
    ツアーくらいしかバリエーション知らなくて前室じゃなくて室内が広いの探してたんすよ!
    これも候補に入れとこうっと!

    さくぽん
    エリクサーのコスパホント凄いと思う
    とりあえず3買っておけば困らないし軽いしジャストサイズのデュオか快適なソロは間違えないし!
    しかし欲しい幕が増える一方だなー(笑)
    ゼイアンアーツの幕も良さげだしNEMOのフロントポーチもステキだし、スノピのヘキサもカッコイイ。
    物欲の権化となってしまいそうでコワイ!

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