どうもご無沙汰です。ヤマケンです。
突然ですが、私は怒っています。
場内の雰囲気、施設、スタッフのサービスを含め、日本屈指のキャンプ場と言われる北軽井沢スウィートグラス。
僕たちもこれまで度々お世話になってきたキャンプ場であります。
そんな北軽井沢スウィートグラスですが、どうやら最近テーマ型コテージが新規オープンしたのだとかで。
我々がキャンプ日本一周旅の途中で何度も立ち寄った(拾ってもらった)キャンプ場ですね。
新しいコテージが出来たと言うお話でなんで君はまたひとりでぷんすかしてるわけ??めでたいやん。
ただでさえ素敵コテージあるのに、まだやるつもり?もういいでしょ。
これはもうちょっと物申したいよね。一周回って腹たってきた。
無職の俺が一言言ってやるわ。
新しい2種類の異なるテーマのコテージ グルマン / MUGI
ちょうどプレス向けの見学会にお呼び頂いたのでそんなぷんすかしてるヤマケンのために、北軽井沢スウィートグラスのぐるぐるにきていただきました。
ぐるぐる、久しぶりに来て、しかもお忙しいのにヤマケンの茶番に付き合ってくださってありがとうございます!
最初から茶番って言っちゃうんだね笑
よろしくお願いします。
ぐるぐる
北軽井沢スウィートグラススタッフ。キャンプ場の諸々の企画から広報業務と幅広く担当されているスーパーな一児の父。さくぽん・ヤマケンとは5年来の付き合い。余談だがヤマケンが右足を折ったのは彼の家の駐車場。
まぁ、いいと思うんだよ。おたくみたいな人気キャンプ場になってくると固定ファンも多いわけでしょ?そのファンを飽きさせないみたいな意味では俺はある一定の評価をしているわけ。
でもなんていうのかな。どうせ「きょうはぽしゃけで よいちょまるー(?)」みたいなあげぽよめな建物なんでしょ?
どうなの?ちゃんとテーマとか作ってるわけ?
この時代に新しく作るわけなんだから、せめてブレないテーマ性がほしいわけ。わかる?
例えば地元に眠っている材を使うとか、地元で製材したものを使っているとか。
まぁなかなかできるもんじゃないけどね。ア アラララァ ア アァ!
のっけからよくそんなオラついてんなぁ・・・
あとでどうなっても知らんけど。あと、おろらくもうあげぽよって誰も使わってないと思うよ。俺一回も使ったことないし。今のところ100点満点で恥かいてるよ。
最後SOUL’d OUTみたいになっちゃってるけど大丈夫?オラつくの下手じゃない?
そうですよね。
私達北軽井沢スウィートグラス、有限会社きたもっくでは、”ルオム”という生き方を提唱していまして、このコテージもそれに基づくものです。
このコテージ、「暖炉グリルコテージグルマン」「石窯コテージMUGI」で言えば「山との豊かな関係」を表現することをテーマにしています。
ですので、基本的にはこの北軽井沢の自然の中、ここで息づくものを使っています。
「ルオム」ってフィンランド語で、”自然に従う生き方”っていう意味ですよね。スウィートグラスに来るたびに、フィールドやスタッフのみなさんがそれを体現していて、身にしみます。
例えば、建物の梁に使用している木材は、話題となった八ッ場ダム建設時に伐採された大ケヤキの木を使っています。とてもいい木材なので、この材に合わせて建物自体を組み立てました。
余談ですが、この大ケヤキには、かつて浅間山が噴火した際に出た噴石が食いこんでいる部分があります。
他にも、リビングスペースにはキハダの一枚板テーブルがあり、こちらも地元で伐採されたものを使用しています。
あとは、昔からの技術を積極的に取り入れたいと思っていまして、例えばこの椅子。
岐阜県の会社さんですが、大正時代より木造家具を作り続けている老舗、飛騨産業様との共同開発で作っています。地元産材100%で、非常に座り心地の良いものになりました。
・・・・・・は?
ま、まぁ、ほら。建物の一部にそういったものを使うなんてこの世の中、いくらでもあるわけでしょ?それで「地産材をしっかり使っています!」アピールなんてちょっと浅いよね。
これでまるまる一棟国産材で作っているとか、なんかそういうこだわりほしいよね。
あとは建屋の場所によっても、適した木材とかあるわけ。俺は大工の人と話したことあるから知ってるけどさ。分かる?
そこまで出来たらまぁ、評価してあげてもいいと思うけどね。
デイデベデイ!!
・・・・・・大丈夫?ぐるぐるは冷静にコメントしてくれてるから、余計にオラつき具合が浮いちゃってるよ?
あと、話したことあるからって絶妙にクソダサいね。
……どうしたんだろう。SOUL’d OUTブームがまたきちゃったのかな?
※ヤマケンは定期的にSOUL’d OUTを聴き漁る習性があるらしい。しらんけど
そうですね。
暖炉グリルコテージグルマン、石窯コテージMUGIどちらも、国産材100%を使用しています。基本的には地元産の赤材を使用していますが、他県産の材木のほうがより適している箇所は、適宜それらを採用している部分もあります。
例えば床材ですね。
本来であれば群馬県産を……と言いたいところですが、土地柄、群馬県の杉材は良いものが少ないので、南三陸産の杉材を使用しています。
南三陸町とはここ最近、木材やキャンプ場で販売する食材などで交流をもたせてもらってますが、この地域の杉材は非常に良いんですね。
暖かみがあるのでこの北軽井沢という寒い地域にぴったりですし、柔らかい木材なので優しい雰囲気に仕上がりました。
更に言えばあえて昔ながらの厚手の板材にすることで、長く使用できるようにしています。
他にも場所により木の種類を変えることで面白みのある空間作りを行っています。
水回りなどには水に強い栗材、階段も床材などと異なるものを使っていたり、扉はクルミ材。
取っ手まで木にこだわるのが本当にすごいよなぁ・・・。いろんな木材で組まれている素敵なコテージ
木材だけでなく、扉の装飾として活用しているのが、これまた地元で獲れた鹿の毛皮と角です。
シカの革や角は加工が大変でコストがとても掛かります。その結果、単価が高くなりすぎるため、市場に流通させるのが難しいです。ジビエとして肉を流通させるのも諸事情で出来ない。
では、それを建物の装飾として盛り込み、空間デザインの手段として活用してはどうだろう。そんな提案を行っています。
他には、細かいところになりますが、ハンガーですね。
きたもっくでは特殊伐採という事業も行っています。通常では対応できないような伐採を行うものですね。
その特殊伐採時に出た木の枝の皮を向き、磨きあげてハンガーの本体にしています。ここでもシカの角を使っております。
また、室内の明かり、ランプシェードやダウンライトには地域の山桜の木材を使って作っています。
灯りになるので、木のぬくもりがストレートに感じられるかと思います。
ここまでこだわるんかい!っと思わず絶句したおしゃれなランプシェード。雑貨屋さんに売ってたたらほしいよね。
ここまで見させて頂いてとても感じるんですが「ひとつひとつにこだわりが」とはよく聞くけど、こだわり具合が群を抜いて本当に半端ない。
地元の材、国産の材、国内生産などなど、地方だからの良さと問題を上手にミックスしているような感じ。
・・・・・・
ふ、ふーん。
まぁちゃんと建物についてこだわりがあるんだったらいいんだよ。
でも大体の人からしたら木材へのこだわりよりも、「そこで何ができるか」が重要だと思うんだよね。
例えば、ただのガスコンロがあるキッチンじゃなくて、直接火を使って調理ができるような、ごはん作りで盛り上がれるようなさ。どうなのそのへん?流石に無理でしょ?
アッオウ アッオウ アッアッアッアッオウ!!
あれ?もしかしてSOUL’d OUTで縛ってんの?あ、そういう感じ??
ところでヤマケンが座っているブランコみたいになってるチェアは、コテージ「グルマン」にあります!
子供がとても喜んで遊びすぎるんだそうな!この辺の遊び心もいいですよねー。
そうですね。ネクストBBQを提案するものでありたいと思っています。暖炉グリルコテージグルマンでは、名前の通り暖炉がありまして、それをグリルとして使用することを想定しております。
このグルマンでは「お父さんの一日シェフ」をお楽しみいただけます。
きたもっくの中でも男性陣の夢を詰め込んでいます。
キャンプやアウトドアでご飯を作る際、これまで主流だったのは炭火でのバーベーキューか、ガス器具での調理ですよね。
このグルマンでは、暖炉を利用した”薪火”での調理が出来ます。
暖炉奥でしっかりと薪火を起こして、炉内の温度を高めます。
単純に直火でも楽しめますが、設置された反射板により輻射熱や、レンガからの遠赤外線効果で調理することも出来ます。
暖炉にはフランス産の最高級の暖炉用レンガを使用していまして、前橋にある増田煉瓦様に施工していただきました。大正6年創業のエネルギーのある会社様です。
薪火をつかって調理すると、薪の煙によるスモークの風味と薪に含まれる水分が食材に移り、ジューシーな仕上がりになるのが特徴です。
表面がパリッと仕上がる炭火調理との大きな違いになりますね。
また、おすすめの食材は、まずはお肉ですね。赤みの牛、豚、鳥。
水分や旨味を閉じ込め、しっかりと中まで火を通せるので、非常に美味しく仕上がります。
他にもお野菜も。
薪火なら、野菜も水分を失わずにジューシーな焼き加減に仕上がります。とても美味しいですよ。
・・・・・・ふーん。そう。
・・・・・・(おいしいなぁ)
これだけイキっておいてよく食えるなぁ・・・・・・
ローストポーク、しっとりジューシーでとても美味しかった!!
最近オシャレなホテルとかレストランで見かける薪での調理。
それをキャンプ場に落とし込んだ提案なんだとか。もともと相性いいもんな。すっげ。
一方、石窯コテージMUGIは女性を意識したものとなっています。
きたもっくの女性陣のアイディアが生きたコテージなんです。
”石窯”と名がある通り、入り口入ってすぐに、石窯を設置しています。
この石窯も、グルマン同様増田煉瓦様にお願いして作ったものです。
石窯といえばピザとパンを想像されるかと思いますが、ピザとパンではその焼成温度が異なります。
ピザは高温の窯で焼き上げる。パンは中程度の温度内でじっくりと焼く。
通常の石窯でも、ピザとパンをどちらも焼くことは可能です。ただ、その際、熾火を取り出す必要性があったりと非常に危険です。
ですので、増田煉瓦様と共同して、特殊な構造を取り入れることで、誰でも比較的安全にかつ簡単に火力の調整をできるように致しました。
・・・・・・・
ぐぬぬ。でも人間の胃には限界があるし、何より一泊二日なんてそんなに時間があるわけじゃないでしょ?そんななんでもかんでも作れますー!みたいなこと言ってるけど、一泊二日で満喫しきれるわけないでしょ?
夜中に放置しておけば翌朝カレーが食べられるとか、そういう話出来ないでしょ?
それにほら、「今のキャンプブームに受けそう!」とかそんな安易な発想でやってるんだったらほんとアレよね。ルオムなんて言ってるんだから、この土地にある意味みたいなのがないとさ!
ないでしょ!!さすがに!!!!ハァァァァァァァン!!!!!
なんかもう普通に難癖つけてるおっさんみたいだけど、大丈夫?そういう人「おわおじ」って言うんだっけ?余裕なさすぎて西城秀樹入ってきちゃったけど大丈夫?
そうですね。まさにその提案をさせていただいています。
この石窯、蓄熱性が高く、薪をくべなければ徐々に徐々に温度が下がる設計にしています。
ですので、宿泊日、まずはみんなでピザを作って楽しみ、その後にスキレットなどでパンを焼く。
寝る前に煮込みの準備をしたダッチオーブンなどを石窯内に入れておく。
翌朝にはしっかりとトロトロに煮込んだカレーなどをお楽しみいただけます。
マジかよ、そんなの素敵すぎるやん。
せっかく遊びに来て頂いたのだから、この地での食の楽しみを十分に満喫していただきたいと思っています。
発想については、このグルマン、MUGIの両コテージともに、山と食をつなげる試みの一つでもあります。
山と食をつなげるのは中々に難しく、これまでも様々な取り組みをしてきています。
我々きたもっくでは、中山間地域における生活の魅力を伝え、その未来を提案していきたいと思っています。
その中でもやはり、食というのは大事なものです。
これまでの取り組みの一つとしては、養蜂があります。
浅間高原には、桜やアカシア、フジ、野ばらのような幾百もの花々が生きています。
蜂蜜はこの私達が生きる地域だからこそ得られるものです。
現在では年間1.2トンほどの収穫があり、花の種類などではなく、採れた地域、季節でパッケージすることにより、よりこの山間地域を味わえるようにしています。
このグルマン、MUGIも同様に、この地域で作られた広葉樹薪を燃やして、調理をして、団らんをする。
山と食をつなげ、私達のこの地域で生きる生活を体験して頂く。
そこに面白さを感じて頂くためにも、暖炉前・石窯前は広いスペースを設けて、食事を取るだけだけでなく、作る過程を宿泊される皆さんで楽しんで頂けるようにしております。
そんな風に、このグルマン、MUGIをご提供しております!!
我々もMUGIに一泊させて頂いて、このコテージの素晴らしさを体感しました!!
翌日には全棟、宿泊のお客様がいらっしゃってすでに大人気!!
そういう意味で泊まれる機会もなかなか難しい中で、体験させて頂きありがとうございました。
次は友達と一緒に、とか、家族が出来てから絶対に泊まりにきたいなぁ。
ぐるぐるも忙しい中ご対応頂きありがとうございました。
・・・・・・
・・・・・・ナマ言ってすみませんでした。
あの、ピザ作り体験すっごく楽しかったです。
今回ご紹介した施設
石窯コテージ MUGI
独自機構搭載で誰でも安全にパンとピザ、煮込み料理などを楽しめる石窯付きの新コテージ。
こちらも10名までのご利用。Wi-Fi完備。
グルマンは「食いしん坊」って意味なんですってね。名前の付け方も遊び心があって素敵です。
どちらのコテージもきたもっくの事業「あさまの薪」がこしらえた一級品の薪も込み込み。お伝えした通り、MUGIは石窯、グルマンには暖炉がありますが、どちらにも薪ストーブも設置されてます。
食材もセットで頼めるのも嬉しい。
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今どんな気持ち?
光になりたい。
みんなのコメント!
笑笑
久々にHCCならではの掛け合いでしたな!
楽しませていただきましたーーー
リオはいつも通り冷静だし、スターは輩になってるし笑
しかしここ良すぎでしょ!ホントに日本かよ!
一度でいいから行ってみたいっす
じょに
久しぶりにやったらキレがわるかった!!
中々行けないだろうけど、機会があるなら絶対行ってほしい!
こんにちは。お久しぶりです。じょにさんのおっしゃる通り、(なかよしの笑)おふたりらしいスペシャルな掛け合い面白かった。声出して笑っちゃった。こういう茶番(!)記事は以前からあるけれど、これからもちょいちょいでよいのであげて欲しいです。ほんと楽しい。
北軽井沢スウィートグラス行ったことないのですが、とても魅力的ですね。いつか、近い将来、遊びに行ってみたい!!
まっきーさん
たまには見せつけていかないとね!!
この芸出来るの多分僕らくらいだから!
あと芸が鈍る。
ぜひ行ってくほしい!!