どもども、ヤマケンです。
今年に入って、いろいろと思うところがあってキャンプ飯のレシピ記事を沢山書いてきたんですが、溜まったので思い切って本にしてみました。
ということで今回はその「いろいろ」の部分を書いてみようと思います。
キャンプ飯を作るのが苦手というお話多数
ツイッターないし、友人周りでここ1年ほどよく聞いた話が
「料理が苦手で、キャンプ飯作るのがあんまり得意じゃない」
「準備とか大変そうだから、自分ではご飯は作らない」
というところでした。
これ一人二人の話では無くて、結構な数がいたんですよね。
ただ、僕自身はこれ聞いてなんでだろうかと思って。
僕はキャンプ飯、というか料理をすることが基本的に好きです。楽しいですし、作って食べてくれる人が美味しいって言ってくれるのが嬉しいので。
彼女といても僕がご飯作りたいから作りますし、仕事で疲れて切ってない限りは自炊しますし。
だから、なんでそうなるのかが全然理解出来なかったんですよね。
「レシピ通りじゃないとうまく出来ない」幻想と「ちゃんと作るべきなんだろう」幻想
で、実際に作らない勢と話ししてとか、作れない勢の様子を見てて思ったことですが、
「レシピどおりに作らないと上手にできない」と思っている
「ちゃんと美味しそうなご飯じゃないと駄目」と思っている。
なのではないかなと。
正しい料理があって、そのとおりに作らないと料理じゃない。あるいは美味しくない。みたいな。
あとは、おしゃれな料理だったりとかのレシピ集はたくさん出てるけど、全部フードコーディネーターみたいなことを生業にしたいわゆるプロのレシピで、
結構敷居高く感じるし、どれか一つでも材料や手順抜けたりするとうまくいかないんじゃないか幻想が発生する気がします。
で、だ。
これってどっかで見た構図だと思うんですよね。
そうなんです。
僕が散々キャンプについて叫んできたお話と一緒だったのです。
【キャンプの雑談】キャンプに限らないけど、自分のできる範囲でいいよ。ガチ勢じゃないんだから。
なんかこう、そんなの幻想だし、そういうのをやっぱりぶっ壊したいなと思ったんですよね。
キャンプ飯は美味しさとか正しいレシピとかじゃなくて、楽しく作れればそれで良い
で、まぁいつもどおりの流れになるんですが、
キャンプ飯も美味しさとかレシピが正しい料理かどうかじゃなくて、楽しいどうかだと思うんです。
これまで散々ぱら男前グリルプレートで料理を作ってキャンプ飯のレシピとして公開していますが、僕は上手に作ろうとか、正しいレシピなんてものを求めずに作っています。
男前グリルプレートでこれをこうしたらどうなるかとか、この食材にこれを混ぜて焼いたらどうなるかとか、なんかその完成を想像するのが凄くわくわくして楽しいのです。
で、実際にレシピ自体も誰でも思いつくようなものだし、たいして豪奢でもないし、おしゃれでも無い。
でも僕は楽しいから作り続けられるわけで。
だったらこう、苦手な人もキャンプ飯を楽しめるようなきっかけを作ろうと思ったのです。
で、ここまで書いて、前回おんなじ内容の記事を書いてたわ。
しかもそっちの方がまとまっているので、よければ読んでください。
様々なバリエーションをたくさん見ることと、「ちょっと変えて作ってみた」回数で飯は作れるようになる。
「よくその材料を使ってそういうふうになるのを想像できるね。そういうのがよくわからない」
っていう話らしいと。
僕は、僕のパパンがなんでも適当に作ってなんとなく美味しい料理になるのを子供の頃からよく見ていました。
ぶっちゃけ微妙なものありましたけど、でも不思議な組み合わせとかはパパンの料理の過程と完成形を見て「あぁ、それとこれは大体ああなる。」みたいな感覚を手に入れたような気がします。
実際僕も同じように、雰囲気で作ってますし。
完成形は既にあるもの(生姜焼きとか炊き込みご飯とかそういう一般的な料理のレシピ)をベースにして、そこに自分のアイディアを入れ込んでいく感じです。
でだ。
このベースに対して自分のアイディアを入れ込むのがわからないって話だと思って。
でもこれって、僕は天性の才があるわけじゃなくてパパンの料理の観察の数と、自身の試行錯誤の末だと思うんですよ。
だから、キャンプ飯はセンスがどうのこうのではなく、そういう料理の仕方のバリエーションをたくさん見ることと、ちょっとずつ変えてみることの繰り返しが重要なんだと思ったのです。
とにかく簡素ですぐにイメージ出来る超簡単な雛形を
というわけで、要は料理のバリエーションを見せることとちょっとずつ変えられる余地しか無ければいいわけです。
しかもそれも、なんか凄くおしゃれだったり手間がかかったりするような、高尚な料理でなく、誰でも考えついて誰にでも作れそうなものだったりすれば、なお、キャンプ飯のハードルは下がる。
キャンプ飯って作ってて凄く楽しい。
だから、その楽しさを沢山の人に味わってほしい。
というわけで電子書籍を作ってAmazonで販売しました、やっと本題。本だけに。
以上の内容を踏まえて出来たのがこのレシピ本となります。
1つの料理に対して、
完成形→STEP1→STEP2→STEP3→食う
という普通に考えてレシピ本として欠陥品のような内容にしました。
しかも情報量は1ステップにつき2コメント程度ずつ。
圧倒的に情報量が少ない。
でもね、それだけで出来上がるんですよね、その飯。
それだけ少ない情報量だけでも十分作れるように作ったので、作れます。
あと切り方から焼き加減とか煮加減、味付け加減も基本は指定しません。
やってみて、食ってみて、失敗して、成功してみればいいんですよ。それすらも面白い。
別に誰に文句言われるわけでもなし、自分の楽しみの為にキャンプに行ってキャンプ飯を作るわけですから、いっぱい試して見ればいいです。
実際飯なんかそんなもんじゃないですか。適当にやったってなんとでもなるんですよ。
どういうものを作ればいいかそのバリエーションがわからないなら、僕の作った料理をベースにしてちょっとずつ自分のやってみたいように変えればいいのです。
僕のスパイスソルトをかけるレシピに、砂糖をかけたっていい。
僕のコーラ煮のコーラをドクターペッパーにしたっていい。
なんかそういう下敷きに使ってもらって、どんどん実験していってもらえたら良いなぁと思うのです。
なんか何事にも正しいやり方とか、そういうものを求めるとか気を使ってしまって楽しくなくなるようなことが多い気がしていて、せめてキャンプの時くらい、飯の時くらい好きに出来たら良いなと思うのです。
内容については、ブログで公開したレシピの再構成版というか、詳細を削ぎ落としまくった版になります。
なので、ブログのレシピをそのまま読んでもらったほうがより詳しくなっています。
が、とにかく流れとアイディア、完成形を直感的というかとにかくそれだけを重視して作りましたので、購入頂けますとすっごく嬉しい!!
全部で111ページで結構頑張ったよ!!
今回紹介している本
Kindle端末を持っていなくても、スマホにKindleアプリを入れれば読めます。
画面を横にした時にいい感じに収まるようにレイアウトしてあるので、簡単に見られるかと。
余談ですが、稀書目録という謎カテゴリーで1位のベストセラーです(201810月現在)。
みんなのコメント!
私もだいたいそれで(家飯ですら)やってますが、野菜切らないはそのパターンに入らない奴だったのでありがたくレパートリーに加えさせて貰いました。
鳥唐揚げの使うものに、固めるテンプルがあったのが良かった(╹◡╹)
DD選手
スーパーにやる〇〇の素とか具とか、実はキャンプだと地味に使えるのでおすすめ!!
ありがとう。
こうさん
どもです!
作ったことないともしかしたら処理の仕方がわからないかもと思いまして!!
買いに行くの忘れててたまたまキャンプに来てた読者にもらったのは内緒笑
ありがとう!!