どもども、ヤマケンです。
最近いよいよ寒くなって来ましたね。
朝晩の冷え込み方が尋常じゃなくやばいです。
同棲して7年位経ったカップルの冷え込み方に近いものがあります。ありませんね。
というわけで今回は秋から冬に掛けて、どういう格好でキャンプをするといいのかについて書いてみますん。一体どういうわけなんでしょうか。
キャンプの服装選びを間違えるとどうなるかについては下記の記事で書いてますので、今回は具体的にどういう格好がいいのかをまとめております。
ちなみにタイトルには11月から2月と、秋から冬にかけての広い範囲になっていますので、秋は自宅にあるものの流用、冬はそれにプラスするイメージです。
この記事は2019年11月1日に追記・再編集したものです。
なんか時勢の句みたいなところは公開当時の文章ですので生暖かい気持ちで御覧ください。
新規に写真も撮ったんですが、背景自室(実家)なのでやだ恥ずかしい
秋冬のキャンプは、家にある暖かいものを着ましょう。
WILD-1のようなアウトドア専門店やスポーツオーソリティなどのスポーツ用品店、あとは好日山荘辺りの登山専門店等、アウトドアに関連する商品を販売する実店舗は色々あります。
そういったお店に行くと、色々な機能性を持ったハイスペックで非常に良いウェア(服)が沢山売っています。
そういったウェア(服)は、登山を目的にされているものだったり、野外活動を主眼において作られていたりするので、キャンプとの愛称も抜群です。ですが、一方で非常に高価なものが多かったりして中々手が出しにくいものです。
ですので僕がオススメするのは「家にある暖かいものを着ていく」ことです。
まぁ当たり前かも知れませんが、家にあるジャケットやジーンズなどを履いてキャンプに行っても全くもって問題ありません。
先に言っておくけど、やめておいた方が良い服
自宅のある服!とは言ったものの先に、こんな服はやめておいたほうが良いかもよ、というものを紹介しておきましょう。
高い服はやめておこう。穴が空いたり汚れたりする
高価な服や大事な服は着て行かないようにしましょう。
というのも、焚火や炭火がはじけて、破片が服につくとバッチリ穴があきます。これまでお気に入りのお洋服にたくさん穴を開けまくってきたので、マジで心からそう思います。
あとは、落ちない汚れが付く可能性もありますので、悪いことは言わないから「汚れても平気な」服にしましょう。
焚き火をするなら、なるべく化学繊維を避け綿100%か混紡のものを
防風性能が良かったり、軽くてさらっと着られるのが化学繊維性の服装の利点です。それこそアウトドア用品店で買えるようなアウトドアメーカーのマウンテンパーカーなどはまさにそれ。
ただ、上述したとおり、焚き火をする場合木っ端が爆ぜて飛びます。化繊はよく溶けますので、被害が甚大になりがちなのです。
なので、可能なら綿100%の服装をなるべく心がけていくと良いかと思います。しかし実際市場を見ると綿100%のアウターは少ないので、できれば綿混紡で化繊よりも綿の混紡率が高いものを選ぶと比較的マシです。
ユニクロで行くのが一番精神的に安心します。汚れてもいいですし、何万円もするダウンに穴があくとマジで泣きたくなります。
余談:難燃素材の服は焚き火で燃えないの?大丈夫?
で、余談ではありますが、難燃素材を使った洋服が最近話題です。
じゃあ難燃素材ってなんなの?というと普通よりは燃えにくい素材です。というわけで、完全に防火なわけではありません。
大きい燃えた木っ端が当たり続けたら焦げるし、穴も空きます。もちろん難燃素材のものを購入出来るのであればそれで良いとは思いますが、「焚き火の前にいるのはそういうものだ」と割り切って普通に綿の服を着るだけでも良いような気がする、というのは私の持論です(ただし難燃素材の服装は着たことが無い)。
重ね着(レイヤード)でキャンプでの寒さ暑さに細かく対応しよう
普段から重ね着をするものですが、キャンプ含め、野外活動をする場合この重ね着が非常に重要になってきます。
特に10月は昼と夜の寒暖さが非常に大きく、昼は長袖シャツ1枚で良くても夕方は軽く羽織りたくなったり、朝夜はダウンが無いと寒くてどうにもならない場合があります。特にこの時期のキャンプは天候によっても気温が大きく変動します。
そんな環境下で例えばTシャツ一枚とめちゃくちゃ暖かい上着一着とかでキャンプしてるとしましょう。そうすると、寒くなってきたからと上着を着ると暑い、熱くなってきたからと上着を脱ぐと寒い、なんてことになっちゃいます。
なので、キャンプでの基本的な服装は重ね着で対応していくのが良いでしょう。
では具体的にどういう服装を重ね着出来るように準備すれば良いのかを見ていきます。
秋冬キャンプで準備をおすすめする服(10月から12月半ば)
ユニクロのヒートテックのような高機能インナーはマスト
まずは何はなくとも、ユニクロで売っているヒートテックのような高機能インナー(発熱素材の系のもの)はマストです。絶対にあったほうが良い。
10月中は半袖のヒートテック、11月から長袖のものを準備すると良いでしょう。まぁ半袖はなくてもいいですが。
11月上旬に塩原グリーンビレッジに行きましたが、昼間は15℃前後、夜は5℃前後まで冷え込みました。半袖インナーでは限界があります。必ず長袖のインナー準備しましょう。寒すぎて後悔しました。
ヒートテックの上に羽織ることが出来るシャツなどを準備しておくと良いでしょう。
おすすめの重ね着はヒートテック長袖 on Tシャツ on 長袖シャツです。ヒートテックは肌着になるので、長袖シャツを着ると暑い日に脱ぐと下着丸出し野郎になっちゃいます。ダサ男・ダサ女になっちゃうので半袖Tシャツ位を重ねておきましょう。
ちなみにタイツが地味に活躍します。というのも秋冬キャンプやってみて思うのが、足回りの冷えが尋常じゃない。
というのもそのはずで、上着はたくさん重ね着しますけど、下半身ってそんな重ね着しないじゃないですか。暖かいパンツ一着で攻めてもいいですが、流石に氷点下の夜にそれだと限界があります。
なので、地味にタイツ、持っておくことをおすすめします。
裏起毛スウェット+ネックウォーマーが相性良い
個人的には裏起毛のスウェットトレーナーがあると良いと思います。
よくフルジップパーカーを着がちだったりするんですが、パーカーだと重ね着したときやネックウォーマーをつけようとした時、服と体の間に隙間が空いちゃったりするんですよ。何言ってるのかわからないかも知れないんですけど。
スウェットだと首周りに余分なものが無いので、そのままネックウォーマーを被ると服と肌の間に隙間が出来ないのでしっかり保温できちゃうんですよね。
なんで裏起毛かって言われたら、着心地と暖かさが普通のスウェットよりも段違いに良いからです。
スウェットは10月末から11月上旬頃の初冬のキャンプで重宝します。ジャケットを着るほどではないけれどそのままでは寒いときにさらっと着られる。
上の写真はちょっと特殊なフードが付いたネックウォーマーなんですけど、それは置いてといて、こんな感じでしっかり隙間を塞げるんですよね。だから、スウェット+ネックウォーマーおすすめ。
この組み合わせは10月末のキャンプでは準備しておきたいところ。
キャンプ場の場所によっては本当に痛い目にあいます。
11月からは裏起毛の暖パンを準備
ちょっと丁度いい写真がなくて大変恐縮過ぎて生まれ変わりたいくらいなんですけど、11月くらいからは、パンツも暖パンにしましょう。
ユニクロ辺りで毎年裏にフリース素材を使っている暖パンが販売されていますが、まさにそれです。最近は防風機能まで付いちゃったりもしてますけど、マジで一着会ったほうが良いです。今更かもしれませんが。
それでも寒いならタイツも履きましょう。
俄然ニット帽は秋冬キャンプには必要
秋冬キャンプにはニット帽は欠かせません。これは単純に僕が禿げていて頭が寒いからでは無いのです。こんなナチュラルにハゲ申告するブロガーおる?
普通に寒いんです。頭周り。ただの帽子とかでも良いですけど、12月から2月の間の朝晩は本当に冷え込むので頭周りがめっちゃ寒い。どれくらいかというと痛いくらい。
更に言うと、耳とか寒すぎて取れちゃう取れちゃう!ってなりますので、最終的に耳まで覆えるくらいのニット帽おすすめ。
フリースとジャケットは夜に必要
あとは、10月11月は夜の装備、12月から2月は通常装備しておきたいのがフリースです。中にスウェット着込んだ状態でも着ることが出来るように、ワンサイズ大きめでフルジップのものを準備しておくと良いでしょう。
基本的にはユニクロとかで買えるようなフリースで全然良いんですが、これがあるないで寒さ全然違います。絶対にあった方がいい。
あれ?パタゴニアのシンチラフーディーって今年無いの?
あとはジャケットを組み合わせます。12月以降の夜はこの組み合わせじゃないとかなり厳しいです。
というのも、フリースだけでも大丈夫かなぁと思いがちだったりするんですけど、防風性能皆無なので風吹くと冷えますし、何より焚き火に弱すぎる服なので、できれば上にジャケット(綿混紡)のものを羽織っておきましょう。ただ、この時点で着ぶくれしているので、大きめのサイズとかだと良いよね。
と、ここまでで、最低限10月から2月の秋冬キャンプで持っていて欲しい洋服を紹介してきました。が、実際にはこの装備だけで北軽井沢(スウィートグラスとかね)などの高地での冬キャンプはぶっちゃけしんどいです。っていうか平地のキャンプでギリくらいの装備です。
マイナス20度近い中でのキャンプには上の装備は全然足りません。真冬の間3ヶ月位働かせて頂いたことありますけど、割とマジで足りない。
秋服キャンプで合ったら便利な服(12月半ばから2月末)
というわけで、可能ならあった方が服を紹介していきます。というよりも12月半ばからの本格的な寒さの中で冬キャンプに挑戦してみたい!という人には下手すると必須です。
序盤で記載した内容と矛盾するように見えるかもですが、焚き火でやられても大丈夫という諦めと共に着ていけるものを準備するといいでしょう。
ダウンジャケットがあると最強に近い存在になる
最強なのはダウンジャケットです。間違いない。アウトドアブランド各社からダウンジャケットが出ています。海外ブランドだとTHE NORTH FACEやパタゴニア、国内だとダウンといえばNANGA(そういえば難燃素材のダウン出してます)やモンベルですね。
上の写真は僕のパタゴニアのダウンジャケットを相方さくぽんが着てなんだか楽しそうに猪苗代でスノーシューしてるところですが、俄然寒さが違います。え。超楽しそうだけど僕やってないんだけど。
ただ、アウトドアブランドのものはしっかりとした性能が折り紙つきなんですが、その分高価です。焚き火で穴が空いてしまうとかなり凹むので、ユニクロのダウンジャケットが地味に良かったりします。2万円弱でしっかり暖かいダウンジャケットが手に入ります。
ベストは10月11月中のキャンプと相性がいい
中綿入のベストは10月11月の晩秋〜初冬のキャンプの昼間の服装として非常に使い勝手が良いです。
夜は流石にこれ一枚ってわけにはいきませんが、あの微妙な気温の時期に体温調節するのに便利なんですよね。ヘビロテしています。
高いからなかなか買えないけど、ヒートテックよりもメリノウール
これは多分ほとんどの人が買うことが無いと思うんですけど、ヒートテックよりもより最強なインナーはメリノウール製のものです。
僕はICEBREAKERの長袖シャツを着ていますが、これは保温が凄いのと、汗をかいてもなんというかちょうどよく勝手に調整してくれるんですよね。これ着てみないとなんともわからないと思うんですが….あと、消臭効果がすごくて3,4日間着続けても全然臭くならないのとか完全にバグってるよね。
フリースの上にはできればマウンテンパーカーが良い
これは山からの吹き下ろしがあるような風の強いキャンプ場で冬キャンプする場合に是非持っていて欲しいんですけど、マウンテンパーカー。
首元まで締められるので、ネックウォーマー+マウンテンパーカー全締めで風の侵入を完全にシャットアウト。
大体は重ね着することを前提のサイジングなので、普段着として着るならワンサイズダウンで買ったほうが良いですが、キャンプで使うならワンサイズアップが適正サイズを狙うほうが良いと思います。
ガバっと包まれるようなブランケットがあると何かと便利
また、服装だけではなくて、大判のブランケットなどを準備しておくとなにかと便利です。
夜寝るときにマットの上に敷けば床冷え対策&マットの横ずれ対策にもなりますし、朝晩の冷え込むときに包まるも良し。焚火をするときに洋服が火の粉で穴にだらけになってしまうの対策にも良きです。
ちなみに僕が使っているブランケットはDULTONのアクリルブランケットです。アクリルとポリで出来ているので果たして焚火に強いかと言われるよ焚火耐性的には雑魚も雑魚のブランケットなんですが、無いよりはマシ。テント内フロアマット用と包まったりマットの上にかける用で2枚持っていますが、価格もお手軽です。
と、以上が秋冬キャンプにあったほうが良いお洋服たちでございました。
なかなか普通に生活していたらあまり無い服かも知れませんが、もしあればぜひ持っていきましょう。全然暖かさが違いますからね。それも雪中の可能性もあるような寒い地域でのキャンプならなおさらです。
ユニクロ・ワークマンでだいたい秋冬キャンプの服は揃うよ
はい、というわけでなんですけど、「写真のやつ全部なんかアウトドアブランドのやつじゃん?」みたいな感じになって居心地が悪いので申し上げておくと、
キャンプで使うくらいのものであれば、大体ユニクロとワークマンで揃います。
一度サクッと見に行ってみると分かると思いますが、なんかね、「え?これ普通にアウトドアで着れね?」みたいのが普通にあります。まずはユニクロやワークマンで買ってみて、秋冬キャンプ楽しい!!みたいになったら、その次にアウトドアブランドのカッコいい服をチョイスすると良いんじゃないかと!!!
ちなみに、古着屋でもいい感じで、セカンドストリートとトレファクスポーツがおすすめ。
上のベストはセカンドストリートで見つけて、デニムジャケットはトレファクスポーツ。ものと状態にもよるけど、4,000円しないくらいで結構イカした使える服が売ってるからものは試しに言ってみると良いかと!
ちなみにユニクロで買っておいたほうが良い服オブジイヤーはご存知ウルトラライトダウンジャケットです。
冗談じゃなく、僕多分この服10月から4月くらいまでずっと着てる気がします。
ほんと買っておいて損はないので、可能なら買ったほうが良い。10月から11月中まではアウターとして、12月から2月までは優秀なインナーとして使えますので。
搦め手的にはスキー・スノボウェアを着るという冬キャンプのリーサルウェポン
ちなみにですが、キャンプ場スタッフをやっている時に真冬の時期によく見かけたのが、スキー・スノボウェアを冬キャンプで着る、という防寒対策です。お子さんに着せているのをよく見ました。
更に言うとスキー・スノボで使用するような手袋を夜につけているといいよねって話。
もし持っているならばこれほど心強い味方はいないですし、なんなら防水機能的にも優秀なわけで、おしゃれなウェアをお持ちの方はぜひお試しください。
ただし、化繊も化繊の焚火の餌食になりがちですので、ブランケットを合わせて使うと良いかと思います。
はい、というわけで長々書いてきましたけど、10月から2月までの秋冬キャンプの服装についてでした。ごちゃごちゃうるせぇなと思った皆さん、そうです。ただ重ね着すればよいだけです。
十分な準備で、楽しい秋冬キャンプを!!
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