どもども、ヤマケンです。
好きな声優は花澤香菜さんと安野 希世乃さん。ブログのシステムと顔面担当。
最近ソロキャンプスタイルはお座敷だと確信しました。
キャンプ場オーナーの皆さん。スマホ対応のHPにしませんか。
この記事を書いてる12月7日、昨日の強風で有野実苑の紅葉の半分が落ちちゃった気がします。寂しい。
さて、今回のお悩み相談は、秋冬キャンプの宿命について。
テント内での暖房を安全に使いたい。あと結露対策を知りたい
テント内でより安全に石油ストーブを使うには?
テント内の結露の対策は?
猛虎伏草さん 40歳 男性
これはもう秋冬キャンプの宿命と言ってもいい、テント内の結露。そして秋冬キャンプでの暖の取り方についてですねー。
やー。これは非常に難しいですね。
この両者は、実は正反対の存在でございます。あちらを立てればこちらが立たずな関係の暖と結露です。
では説明していきます。
結露が起こる原因はテント内外の寒暖差
結露発生の原因はいくつかあるわけですが、その中でもテントの中と外の寒暖差が1番大きいかと思われます。
詳しい原理は知りませんが、外の気温に対して内側の気温が高いとテントの内側に結露が発生してしまいます。
ダブルウォールテント(通常のファミリーテントは大体ダブルウォール)だと、フライシートに結露がつきますし、シングルウォールテントだともろテント内が結露します。
僕のTHE NORTH FACEのAsylumBiviはシングルウォールテントでしかも狭いので、7月〜8月以外の時期に使うと、結露で寝袋がビシャビシャになってろくに使えません。
【極論】結露を完全に抑えるにはメッシュテントで寝るしかない
ただ、コツがありまして、テントの入口を常にメッシュにして外気温とテント内の気温をなるべく同じようにすると結露の量がかなり減ります。
したがって、極端に言ってしまえば結露を完全に抑えたいのであれば、メッシュ生地のテントでテント内を外気温と同じにしてしまう、ということになります。
・・・・まぁ、それが可能なのは寝袋が山の厳冬期に対応した-20℃まで使えるものが欲しいですが。しかも秋冬は夜露も凄いので、結露が来ない分夜露が舞い降りてきてしまって、どっちにしろビショビショになってしまいます笑
多少はまともなアドバイス
で、多少はまともなアドバイスをさせて頂くと、
- テント内のベンチレーションと呼ばれる換気の小窓をなるべく全開
- テントの入口をなるべくメッシュ状態に
- フライシートの入り口と後ろを少し開けておく
ということが言えるのかなと。
空気の通り道を作って挙げると、テントの中の空気が滞留せず、外に逃げてくれます。人の吐く息や寝ている際の寝汗などの水分が気温差で結露になるので、テント内の空気の循環は結露に対して重要です。
そもそもテント内では火器厳禁
と、これまで結露対策でテントの中は外と同じ気温にするべき!的な話になっておいて暖房のとり方の説明になります。結露と暖房は両立しないと個人的に思っているので、どちらかを取ってどちらかは捨ててくださいね。
石油ストーブの使用に関しては、先に述べておくと、自己責任かつ本来は禁止事項です。各メーカーの取扱説明書を読むとテント内での火気の使用は禁止とされているはずです。テンティピ位ですね、OKな感じなのは。あとはスノーピークでひとつ大丈夫なやつがありますが、それも講習を受けないと購入出来ません。
それだけテントの中でも火気の使用は危険です。理由としてはテントの生地自体の問題で、化学繊維を使用しているものがほとんどです。これはご存知の通り熱に弱く、火でも点いた日には一瞬で燃え広がり、火事になります。
また、薪ストーブもそうですが、石油ストーブは実は一酸化炭素を出しながら燃焼しています。詳しいことは知らんけど、密閉したところで石油ストーブを炊き続けていると、頭が痛くなったり、息苦しく感じたり、何らかの体調不良を感じます。ですので、目に見えない一酸化炭素中毒という危険がひそんでいるのです。
今回は僕らが実際にやってきて、大丈夫だったやり方を書きます。が、運良く大丈夫だっただけで実は大丈夫じゃない可能性もあります。試される場合は、自己責任の元で行ってください。
まずはちゃんと対策をしているベテランの方と一緒に行くのがいいと思います!
活動しているときは30分〜1時間に1回は換気
換気がものを言うので、何は無くとも換気をしましょう。
トイレに行く時に5分〜10分程換気をするイメージですね。寒いのはわかりますが、それは我慢でしっかり換気をしましょう。自分の身を守るためですし、そのあたりもある意味冬キャンプの醍醐味ですからね。
テントの中で使用するならベンチレーションは全開で
寝る際にテントで使用するのであれば、テント内のベンチレーション(換気口)はなるべく全開でフライシートの入り口も少し開けておきましょう。
先程の結露の話と同様に空気の通り道を作るイメージでやりましょう。
一酸化炭素の滞留を防ぎましょう。
警報アラームは必須
一酸化炭素を検知するとアラームで教えてくれる警報機がAmazonで2,000円しないで販売されています。
僕らもこれを使っていますが、なるときはちゃんとなります。安くても。
これがないと気付いたときには中毒でそのまま・・・ということも考えられます。お酒で酔っ払ってうたた寝とか、夜寝ている時・・・・というのが怖いですから、しっかり準備しておきましょう。
ちなみに、実際に上2つの対策をしていてアラームが鳴ったことは一度もありませんでした。
・・・・・・・・・・・・・
以上、結露対策と石油ストーブについてのお話でした。
少し上から目線的なお話になってしまいましたが、マジで危ないと思います。
ここ数年で爆発的にキャンプを始める人が増えてきていて、実際にキャンプ場で働いていると秋冬のキャンパーもかなり多いです。例年よりも。
そろそろ何らかの事故が起きてしまうんじゃないかと、不安に思っています。
現状たくさんのキャンプに関するキュレーションメディアから冬キャンプって楽しいよ!テントの中に薪ストーブや石油ストーブ入れると暖かいし格好良いよ!!という情報はたくさん出ていますが、反面のデメリット、怖さを真剣に伝える記事は極わずかな印象です。
今回、猛虎伏草さんの質問は僕としてもありがたかったです。ちゃんと「石油ストーブとか危ないんじゃね?」と思ってくれてるからこその質問ですし、そのおかげこうやって注意喚起をすることが出来ました。話が逸れて、変な結論になっちゃってマジでメンゴ。そしてありがとうございます。
ということで、心配しすぎかな?と言うくらい安全マージンをしっかり取って、冬キャンプに望んで欲しいです。本当に、楽しいんだけど、それだけが心配。みんな気をつけてね。
みんなのコメント!
結露は仕方がないものと割り切って、いかに乾かすかにちゅうもくしたほうがいいかもですね
入り口だけじゃなくてスカートを持ち上げて換気効率あげるとか、なかで携帯扇風機分回すとか
DD選手
そうですねー。僕もそう思う。
換気をなんとかできればだけど
冬は日が当たってもチェックアウトまでで乾く気がしない。