どもども、ヤマケンです。

先日冬キャンプについての記事を書きました。
楽しい冬キャンプですが、実は通常時よりも沢山の危険を孕んでいます。
今回はそんなことを思った出来事がありましたので、再度キャンプ場運営側の自分への戒めも含めて。
火災事故が十分に起こり得る可能性があるのが冬キャンプ
先日、僕達がお世話になったキャンプ場さんで、火災事故が起きました。
詳細は分かりません。でも、本当に悲しいことです。心よりお悔やみ申し上げます。
冬キャンプは凄く楽しいんですが、しっかりとして準備や予備知識、注意力が無ければ危険と隣り合わせです。
誰もが分かる通り、冬は空気が乾燥しています。この時期になると天気予報とかでも「空気が非常に乾燥しているので火の取扱には十分注意してください」とアナウンサーが注意喚起します。
キャンプでの火の扱いですが、もしかしたらそこまで気を遣ってない人がいるかもしれません。
でもそういう乾燥がすごい季節に、燃えやすい素材のテントやタープなどを使用し、焚き火や薪ストーブ、灯油ストーブなどの火器をします。中にはテントの中でソロ用のバーナーで暖をとられる方もいるかと思います。
ちょっとの油断で取り返しの付かないことになりますので、十二分に注意をしましょう。
テント・タープの近くで焚き火はNGだよ!!
まずテントのの近くで焚き火はNGということ。
薪の乾燥状態にもよりますが、焚き火をしている焚き火が爆(は)ぜて、火の粉が飛びます。
大体は一瞬で冷えて何にも無いですけど、大きな塊のまま爆ぜる破片も中にはあります。これが化繊素材にくっつくと、くっついた素材を溶かします。
乾燥している状態で、もしテントやタープに飛び火したら一瞬です。
有野実苑でも10数年前、そういう事故があったらしいです。一度火が付くと本当に一瞬で、本当に目を離したすきに燃えがってしまうそうです。
なので、テントやタープから十分に距離を取った場所での焚き火をオススメします。
焚き火をする際は、周辺の落ち葉はなるべく除けておく。
また、焚き火をする際は周辺の落ち葉をなるべく除けておきましょう。
これも先程述べた通り、火の粉の塊が飛んだ時に引火する可能性があります。
乾燥された葉っぱはよく燃えます。
更に落ち葉がフカフカになっているところに落ちると、燻り、じわじわと火が周ります。
そうなると自分のキャンプサイトだけでなく、キャンプ場によっては山火事につながる可能性もあります。
たかが落ち葉と思わず、最大限の注意をしましょう。
芝生は本当に”火が走る”ので注意
これは僕の失敗談ですが、以前2月にキャンプをしていた際、キャンプサイトの芝生を燃やしてしまいました。
原因としては芝生の上でのバーナーの使用という初歩的なやってはいけないことでした。
が、恐るべきはその火の動き方。気がついたときには、本当に走る様に延焼していきました。気づいたのが早く、急いで踏んで消したので事なきを得ましたが、気づくのが遅かったらどうなっていたことか。
また、ガソリン器具を使っていたので、それに引火していたらと考えると、本当に危険だったと思います。
燃料系はテント外や車内で保管を
ガソリン器具や灯油ストーブを利用される方が多いと思いますが、この燃料系の保管もかなり気をつけたいところです。
何年前だか忘れましたが、夏祭りのテキ屋さんで燃料補給しようとガソリン缶を開けたら引火して大爆発を起こした事故がありましたよね。
寒い冬ではありますが、シェルター内で火器を使用している状況ならガソリンや灯油が気化することは十分考えられます。
シェルター内で保管していて、もし気化していた場合、開けた瞬間に爆発炎上の可能性が十分にありえます。
自分たちの命もそうですが、周りの人を巻き込む事故になりうるので、燃料系の管理は外や車内で行うのが良いと思います。
薪ストーブを使うなら絶対に幕が煙突に触れない、火の粉ガードをつけて
最後に、1番危険だと思うのが薪ストーブの使用です。
言わずもがなですが、シェルターの中に薪ストーブを入れるなら煙突が絶対に幕に触れないようにガードを作りましょう。また、幕の裾をしっかりペグダウンして、風で触れてしまうなどが絶対に無いように。
また、煙突の先端のパーツとして火の粉ガードが売っています。
薪ストーブの種類や、火の勢いによっては煙突の先から火の粉が舞うことがあります。この火の粉ガードを取り付けることである程度、火の粉による幕への引火のリスクを減らすことが出来ます。
もし薪ストーブを導入予定の方がいれば、火の粉ガードを取り付けることをオススメします。
以上、冬キャンプでの火気の取扱いについてでした。
乾燥した冬のキャンプには以上のような危険があります。
事前の知識と準備、飲みすぎずに注意力をしっかり保った状態で冬キャンプを楽しんでくれることを切に願います。
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