【2020年最新版】キャンプ用マットレスの種類や選び方、おすすめ商品を600泊以上の経験値でまとめました!

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寝袋・マット

どもども、ヤマケンです。

山口健壱:1989年4月5日生まれ
2年間の日本全国キャンプ旅で約250ヶ所のキャンプ場でキャンプ。
その後3年間千葉の有名キャンプ場でスタッフとして、キャンプを楽しみ方がをサポート。
現在は自分たちのキャンプ場を作るために奔走中!キャンプのイラストも描きます。

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キャンプの時の睡眠って結構大事なのはこのブログで再三お伝えしてきたかと思いますが、その睡眠を作るマットは何が良いのかを僕の個人的な感想とともにお伝え致します!!

キャンプにハマるかどうかわからない方はまずはホームセンターやドンキホーテに売っているような銀マットからチャレンジでも良いかもですが、キャンプを初めてから何度かキャンプをして楽しくなってきたけど寝心地が……となった方の役に立てるような記事を目指して書いていきます。

ちなみに、マットの重要性や種類、厚みなどについても記載しておりまして、やたらめったら長い記事になっていますので、必要に応じて目次から各項目にジャンプしてご活用ください。

ヤマケン the SuperStar

この記事は2019年11月に加筆・再編集したものです。

時勢の句みたいなものは投稿当時のものですので、生暖かい目で見守ってください。

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そもそもキャンプ始めたばかりなら銀マットは最低限必要

そもそもなんですが、キャンプで寝る時って単にテントを張って寝袋を被れば気持ちよく眠れるかと言うとそうではありません。

自宅で寝る時と同様にマットレスを敷かないと眠れません。

芝生のサイトであれば寝れないこともないですが、キャンプ場によっては硬い地面だったり、砂利が敷いてあったりと、様々だったりします。

そこで準備するのがスリーピングマットです。ただ、キャンプを始めたばかりで家族全員分揃えるのは地味にお金がかかりすぎます。

ですので、キャンプにハマるかどうか分からない!という方はまずは銀マットを購入しましょう。これがあるだけで全然違います。快眠までは難しいにしても眠れるようになりますので、絶対に準備しましょう。

ヤマケン the SuperStar

ちなみにキャンプにハマってこのあと紹介しているマットやコットを購入したとしても銀マットは別に敷いたって良いわけで、無駄にはなりませんよ。

快眠の為にはマットの厚さが全て。

またキャンプで使うマット選びの基準として厚さがあればあるだけ快眠に近づきます。これが全てです。いやまぁ、普通にもっと判断基準はありますが、基本的に厚さが厚ければ単純に寝心地は良くなってきます。

5cm厚を選ぶと幸せ

睡眠を最も大事にしたい方は5cm厚のマットレスを選びましょう

キャンプ用って銘打ってるスリーピングマットは5cm厚の物が多いです。

これまで色々マットで寝てきたけど、5cmあるとぐっすり眠れます。逆に2~3cm厚のマットで寝る場合はウレタンマットも一緒に使わないと慣れてない方は結構厳しいかも知れません。

5cm厚のマットレスはだいたいこれくらいのサイズになります。車には立てて積載すると積み込みやすいです。

ただ、収納サイズが後述の登山系マットよりも大きくなるので、5cm厚のマットレスは徒歩キャンプやバイクツーリング等の積載量が限られたスタイルのキャンプには向いていません。

多少固くてもいいやって方は2~3cmの登山用マットレスでも十分

一方で、僕らが使っているISUKA(イスカ)やmontbell(モンベル)の様な登山メーカーのマットは2~3cm厚だったりします(後述します)。

登山系のキャンプ用マットレスの一番のメリットは、かなり小さく収納出来るということ。

ものにもよりますが、2Lペットボトル以下のの大きさに収納出来るので、バックパックでキャンプを楽しむスタイルの方ならオススメ。あるいはバイクや小さい車のように積めるは積めるけど余裕が少ないようなスタイルでのキャンプに行かれる方向けです。

レジャーキャンプならインフレータブルマット(インフレーターマット)がおすすめ

さて、ここからが本題ですが僕達がキャンプで寝る時に使用している道具は、コット、ウレタンマット、インフレータブルマットにエアーマットです。それぞれの詳細については下記のとおりです。

  • コット:キャンプ用の簡易ベッド。がっちりしたものから軽量なものまで今は本当にたくさん出てます。一番のメリットは寝心地。
  • ウレタンマット:その名の通りウレタン素材で出来たマット。クッション性は低いけど遮熱性が高いので寒い時期になるにつれ重要度があがります。銀マットもウレタンマットに分類されます。
  • エアーマット:空気を吹き込んでふくらませるマット。こちらも分厚いものから旅で使えるように収納性の高い小さいものまで。空気の層ができるので遮熱性もそこそこある。寝心地はものによってまちまち。
  • インフレターブルマット:上記ウレタンマットとエアーマットの間の子。中にウレタン素材が入っていて、更に空気を吹き込む仕組みで、遮熱性とクッション性のバランスが良い。

キャンプを初めて10年弱、キャンプで宿泊した泊数で言えば確実に500泊以上はしていますが、春・夏・中秋までのキャンプであればインフレターブルマットがおすすめです。

インフレターブルマットは準備がとにかく楽ちん

理由としては、インフレターブルマットはとにかく楽ちん。

例えばエアーマットなどは自分で一生懸命吹き込まなきゃいけないものが多く、慣れてしまえばあんまり気にならないはならないですが、めんどくさいです。

これは組み立て式コットの最高峰ヘリノックスのコットワン。これですら面倒くさく感じてくる……

あとはコット。ユニフレームのコットのように広げるだけのものであれば簡単なんですが、多くは折りたたみ式。なので、わざわざ組み立てる必要があるのでそれがキャンプをすればするほどめんどくさい。

インフレータブルマットの多くは、バルブを開けておくとある程度空気が勝手に入っていくような構造になっています(もちろん違うものもあるけど)。

なので、キャンプに来てテントを張り終わったらバルブを開けてテントの中にインフレターブルマットを放り込んでおけば夜の寝支度はだいたいOKです。これは超絶楽ちん。

インフレターブルマットは種類も多く、価格も手に入れやすい

また、インフレターブルマットは特に種類が多く、価格も手に入れやすい物が多いです(母数が多いから手に入れやすいものも多い)。

寝心地がめちゃくちゃ良かったり、収納性が高いものは高価になっていくイメージですが、5,000円6,000円払えば程々に小さく、収納性もそこそこな物が手に入ります。

また、いろんなメーカーから出ていますので、気になる方はWILD-1などのアウトドアショップで実際に試してみると良いかと思います。

インフレータブルマットの寝心地は厚みによって変わる

ちなみに寝心地についてはマットの厚みによって変わりますので正直なんとも言えませんが、収納性の高いものは大体3cm厚位のものが多いです。3cm厚でも十分眠れますが、慣れないうちは寝返りを打ったときのとこづき感がちょっと微妙かも。

一方で、色々マットを試してきて、間違いない寝心地を欲しい方は5cm厚のマットをおすすめします(その代わりに収納性を失うんですが)。この辺りは冒頭で述べたとおりですね。

何にせよ、エアーマットのようなクッション性があるんですが、エアーマットのあのブヨブヨ感はそんなに感じないので寝心地は良いですね。

インフレータブルマットのメリットまとめ

  • バルブを開けておくだけで空気が入る
  • 収納サイズが小さくなりかさばらない
  • 軽量
  • 寝心地が良い

インフレータブルマットのデメリットまとめ

  • 1人1セットで揃える必要があるので人数が多いと費用がかかる
  • 厚みが少し足りない

具体的におすすめのインフレータブルマット

具体的に僕達が使用しているインフレータブルマットで、おすすめのものを上げていきます。

まずはハイランダーのスエードインフレーターマット。5cm厚の空気でふくらませる枕付きのインフレータブルマットです。5,000円で買えて、この寝心地たるや。

ひと月自宅でベッド代わりに使ったり、3ヶ月弱車中泊で使ったり、毎週末キャンプ場の宿直業務で3年ほど使ってきましたけど、壊れ知らず。超絶オススメです。

収納性が高いものについては、モンベルとイスカのインフレータブルマットが有名ですかね。どちらも収納性、寝心地が同じくらいだったのがモンベルU.L.コンフォートシステムパッドとイスカピークライトマットレス。

他のメーカーの同価格帯、同ランク帯のインフレータブルマットを幾つか試したりしてきましたけど、あんまり代わりはないので見た目やメーカーで選んでも良い気がします。

徒歩キャンパーやバイクキャンパーはコンフォートシステムパッドやピークライトマットレスのようなマットはおすすめです。

ウレタンマットは冬キャンプには必須アイテム

銀マットを始めとしたウレタン素材のウレタンマットは、寝心地は正直あまりよくないです。もちろん何も無いよりはまったくもって良くて、エアーマットやインフレータブルマットに比べて、寝心地は良くないです。

慣れてしまうとウレタンマット1枚でも全然大丈夫なんですが、女性やお子さんだともしかしたらウレタンマットだけだとしんどいかも知れません。

そんなウレタンマットが真価を発揮するのは冬キャンプです。

もちろんウレタンマットの性能にもよりますが、他のマットやコットと比べて遮熱性が高いので、冬の地面からの冷気をシャットアウトしてくれます。

もちろん真冬の高地でのキャンプで戦えるようなウレタンマットは高価になっていきますが。

この辺りについては下記の記事にまとめてありますので、よかったらご参照ください。

ウレタンマットのメリット

  • 広げるだけですぐに使用できる
  • 遮熱性が高いので秋冬キャンプには必須なレベルで床冷えシャットアウト

ウレタンマットのデメリットまとめ

  • 収納サイズが大きく小さくならない
  • 寝心地が他の2つに比べて良くない

具体的におすすめのウレタンマット

具体的にウレタンマットをおすすめするとすれば、まず低価格帯からですけれども。

キャプテンスタッグのEVAフォーマット。めちゃくちゃ寝心地が良い!!とか遮熱性半端ない!!みたいなマットではないんですが、寝心地は眠れないことは無いし、春から中秋までのキャンプであれば床冷えも大丈夫。コスパ良しです。

また高価格帯のもの、というか性能重視のウレタンマットが欲しいという方には、サーマレストのZライトソルかニーモのスイッチバックをおすすめです。

これどちらも同ランク帯のウレタンマットなんですが、どっちも持ってますが体感であんまり違いを感じません。

慣れてしまうとこのマットだけで十分眠れてしまいます。

ヤマケン the SuperStar

そのうち簡単なはずのインフレータブルマットでもめんどくさくなってくるんですよね。

エアーマットレスはとにかく軽量!収納小さく!!を求める人向け

エアーマットレスについては、軽さと収納性を求める人におすすめです。

いや、コールマンなどからは厚いエアーベッドが販売されていたりするので、ファミリー向けのモデルもあるんですが。

個人的な好みの話ですけど、エアーマットを使って複数で寝ると誰かの寝返りの反動でマットがボヨンと波打つから眠れないんですよね。物にもよるだろうし、人にも夜でしょうけど。あんまり好きじゃない。

ただし、登山系メーカーが多く出しているエアーマットはとにかくUL志向(ウルトラライトの略。とにかく軽くてちっちゃいのが良い!ってやつ)にはぴったりです。

なので、キャンプの積載が少ない徒歩キャンプだったり、バイクや自転車でのキャンプにはうってつけです。

ただ、自分で空気を吹き入れる物がほとんどですので、その面倒くささは間違いないです。

エアーマットのメリットまとめ

  • 他のマットに比べて厚みが出るため寝心地が良い
  • とにかく小さくなるので収納性が高い

エアーマットのデメリット

  • 空気を入れるのが大変
  • 空気漏れが発生するとダメになってしまう
  • 別途電動のエアーポンプを買わなければならない場合がある(山岳系以外)
  • 商品が重い(山岳系以外)

エアーという性質上、少しでも穴が空いてしまったら使い物にならないので、取扱にはそれなりに気を使う必要があります。Amazonレビューとか見てると、ものによっては結構穴空いてるみたいです。

具体的におすすめのエアーマット

あまりエアーマットは僕達も使っていないのであまりおすすめって出来るものは無いんですが、例えばNEMOのTENSOR-20Rとか。

これは何が凄いって、収納めちゃくちゃ小さいのに7.5cmという厚さを誇るところ。この厚みはほんとすごい。しかも中に銀シートみたいなのが入っているらしく遮熱性もそこそこある商品。

ただ、その代わりにかなり高価。

僕ヤマケンのおすすめは、最近ひと月ほど使っていて非常に満足しているクライミットのStaticVです。

これもエアーマットの例にもれず吹き込みがめんどくさいんですが、横になってしまえば床づき感もほぼ無く、収納サイズと価格も十分です。ただ、少し重量があるかな。車でキャンプする人にはあんまり関係ないですけど。

コットは一番キャンプで寝心地が良い

最後ですが、キャンプ用簡易ベッドであるコットが最も寝心地が良いです。それもそのはずで、ベッドですから。地面の硬さとか関係ないですから。また、雨の日やインナーテントを用いないキャンプスタイルでも使える、とにかく状況を選ばずにキャンプで眠れるのがコットのメリットです。

ただ、ものによってはインフレターブルマットを使って地面の上で寝たほうが寝心地が良いものもあったり…….そのへんは人によりけりなのであまりなんとも言えませんが。

良いコットやガッチリとした作りのコットはとにかく寝心地最高です。

ただ、春や秋のキャンプだとコットの上にせめてブランケットなどを敷きましょう。背中が結構スースーしちゃって寝るのが大変だったりします。

デメリットは組み立てがめんどくさい。物によるけど、だいたい組み立てるのがめんどくさい。キャンプをたくさんやればやるほどね。

具体的におすすめのコット

価格が目が飛び出るくらいなんですが、それに違わず寝心地が半端ないのはヘリノックスのコットワン。

地面スレスレの高さなので、ロースタイルのキャンパーには丁度いいです(オプションパーツで足を底上げするものがありますがそれも高価)。

GIコットと呼ばれるガッチリとしたコットが単純に寝心地を追求するなら一番だと思っています。ついでに言うと全然壊れないです。

コールマンのGIコットを3年間自宅で毎日使ってベッド代わりにしていましたが、布地が少したわんだくらいで骨組みは全然問題なし。

ただいかんせん組み立てるのがやっぱり面倒。2泊3日とかのキャンプだったら最高です。

ヤマケン the SuperStar

既にGIコットは無いらしく、トレイルヘッドコットが現行品のようです。これも先日友人に使わせてもらったけど寝心地は最高でした。

え、ていうかこれ6,000円くらいで買えるのか。GIコットよりかなり安くなったな。

おすすめマットのまとめ|何やかんやでインフレターブルマット

というわけで、寝袋の下に敷くマットはどれが良いのかをまとめました!!

銀マットでキャンプを初めてみたけど、もう少し寝心地をよくしたい!!という方は、まずインフレターブルマットを選ぶのが良いかと思います!

さくぽんはサーマレストZライトソル、僕はクライミットStaticVを使っているのであんまり説得力無いかも知れませんが…….

なんというかレジャーキャンプであれば、インフレターブルマットなら比較的人数分揃えやすいですし、積載問題もそれほど困らないかと思うので!!

キャンプ用マットのメンテナンス方法

最後にキャンプ用マットレのメンテナンス方法!!

というか、「マットってメンテナンス必要なの?」という話のほうがありますけれども、寝袋同様使えば使うほど汚れれていきます。

よっぽどのことがなければ大丈夫でありますが、キャンプの回数が増えれれば増えるほど困ります。匂いとか。

具体的なメンテナンス方法としては

  • 寝袋同様しっかり干す
  • 可能な限り踏み洗い、面倒くさい時は洗濯機に放り込む
  • とにかく干す

という、別に大した話ではありませんが。下記記事に詳細をまとめていますので良かったら御覧ください。

 

そんなわけでキャンプ用マットの種類やメリット・デメリット、機能や選び方、オススメのマットにメンテナンス方法と長々と書いてきました!!

ほんとすみません。

キャンプ経験者にはあんまり意味ない結果になったかも知れませんが、これからキャンプを始めたい人の一助になれば幸いです。

インフレータブルマット、おすすめですよ。

 

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