どもども、ヤマケンです。
キャンプというものは、寝床をどれだけ整ったものにするかによって、キャンプ後の楽しさが左右します。
というのも、寝床をちゃんと整えないと全然眠れなくて疲労感しか残らないなんてことになって、もうキャンプ行きたくない・・・ってなってしまうんです。
だから、寝床はそこそこの値段を出してでも良い物を選ぶ事をオススメします。
この記事は2019年12月に追記・再編集したものです。
時勢の句みたいなのは投稿当時のものですので、生暖かい目で見てください。
また長い記事になりますので、目次からお目当ての項目に飛びつつご覧いただくと良いかと思います。
寝袋(シュラフ)の選び方の前に
寝袋はキャンプで寝る時に使う掛け布団代わりです。
自宅で寝る際、夏場タオルケットだけにしたり、冬は掛け布団に毛布を追加したりと、時期に合わせて布団を変えますよね?
キャンプも同じで、キャンプで快眠したい場合は自分がよくキャンプをする時期に合わせた寝袋選びが必要になってきます。
他の道具はなんとでもなりますが、寝袋は夜眠れるかどうかが関わってきます。脅すつもりはありませんが、時期と場所によっては命の危機すらあります。
そう言ったことからも選ぶのが難しい寝袋ですが、各メーカーで様々な種類の寝袋を販売している、というのも寝袋選びを難しくする要因です。
簡単に春用・夏用・秋用・冬用と言うように、全社共通の規格でわかりやすければ選びやすいですよね。でもそうではなく、◯◯℃まで対応、とか、最低使用温度◯◯℃まで、とか言うような表記になっています。
そもそも、何℃の中でキャンプするのかよく分からんし、最低使用温度ってなんだよ、という疑問も湧いてきます。
また、収納サイズや重量も様々ありますので、車の積載量などに合わせてチョイスする必要があります。さらに言えば自分のスタイルですね。車で行くのか、そもそも車は使わずバイクや自転車はたまた電車や徒歩でキャンプに行くのか。
あなたは1年のうちどの時期キャンプをしに行きますか?
では、本題ですが、寝袋を買う前に主にキャンプを楽しむのはいつ頃かということを考えておくのが大事です。それを元に寝袋をチョイスしていきます。
というのも、この部分でしくじると寝袋を買い直す必要がでてくるからです。
寝袋を大別すると(後述しますが)、【夏用】【3シーズン(春・夏・秋)】【冬用】の3種類あります。
仮に秋にキャンプをしよう!という人が夏用の寝袋を買ってしまったら、とてもじゃないけど眠れません。逆に夏に冬用の寝袋とか超謎な状況になります。
まぁ結局アレが欲しいこれが欲しいって始まったり、重ねて使ってみたりと無駄にならなかったりもするものではありますが、それでもお金は大事。有限ですからね。
と、この様に無駄な散々を防ぎ、快適なキャンプの睡眠を得るためにも、自分はどういう時期にキャンプをしたいのか、を事前に考えておいたほうが良いでしょう。
あなたの移動手段はどんなイメージですか?
ほとんどの方は車を使用したオートキャンプだと思うので、あまり意味ある問いかけでは無いかも知れませんが、もう一つ考えて置いたほうが良いことは、どういう移動手段でキャンプをしたいと思っているか、です。
というのも、寝袋は大きく嵩張ります。特に秋や冬にキャンプするときの用の寝袋は大きいです。なので、あなたがどういうキャンプをしたいと思っているのかが結構重要になってきます。
車を使用したオートキャンプであれば、ある程度積載の問題はクリアできますが、車が小さかったり家族がいたりする場合は化学繊維素材の大きい寝袋は厳しいかも知れません。
あるいは自転車やバイク、電車で徒歩キャンプする場合も同様で、重量も含め積載が小さいに越したことはないのでダウン素材の寝袋をチョイスしたり、インナーシュラフと呼ばれるものでカバーしたり。
ただまぁ基本は車を使ったキャンプになってくると思うので、あんまりインナーシュラフとかの話はややこしくなるだけなのでサラッと触れるくらいにしようと思います。
なので、何でキャンプをしに行くのかも重要なお話になるのであります。
平地のキャンプと高地のキャンプ、かなり気温差あります。
あとはこれはキャンプやっていかないとわからないことなので、サラッと流していきますが、
例えば平地のキャンプ(千葉・茨城県南部辺り)と高地のキャンプ(群馬や栃木)ではかなり気温差があります。
目安として標高が100m変わると0.6℃変わると言われています。
なので、山間の標高500mのキャンプ場でキャンプをする場合、平地よりも3℃ほど変わりますし、
1,000m超えるような場所だと6℃も気温が変わります。
なので、天気予報アプリなどで平地の気温が暖かくても、そこよりはだいぶ冷え込む可能性を頭に入れておくと良いです。
簡単に言うと、春や秋なら氷点下0℃くらいまで使える寝袋を、冬にキャンプをしたいなら氷点下10℃〜15℃くらいまでの寝袋を選ぶとよいのです。
キャンプ用の寝袋(シュラフ)の形状による種類分け
では実際に寝袋がどういったものなのか、説明していきます。まずは形状によって3種類に分けられます。
- マミー(ミノムシ)型
- 封筒型
- ハイブリッド型
簡単に説明してしまうと、マミー型のほうが密着度と包まれている感が強いので、寒い時期のキャンプ用寝袋に多い感じです。
一方で封筒型は、夏用の寝袋に多かったりするのと、足回りが広いのでマミー型を窮屈に感じる人や身体の大きい人が快適に眠れがちです。
ハイブリッド型はメジャーな形状ではありませんが、頭はマミー、足元は封筒というちょっと変わった形です。頭や首周りの冷気を遮断しつつ、広々寝たい人向け。
マミー(ミノムシ)型寝袋
マミー型と呼ばれるもので、いわゆるミノ虫型の寝袋です。
特徴としては、身体への密着度が高いので暖かさを保つ効果がある一方で、寝返りがうちにくいという短所もあります。
早春や晩秋、冬などの寒い時期にキャンプをしたいのであれば、断然マミー型をオススメします。この頭まで覆われているかどうかが暖かさに影響してくるので、もし寒い時期にキャンプをお考えの方はマミー型を選ぶと良いでしょう。
封筒型寝袋
次は、封筒型と呼ばれる寝袋です。
こちらはその名の通り封筒のような形で、マミー型と違って身体に密着するような形状をしていません。その為、寝返りが打てて窮屈感が少ないのが特徴です。
一方で、マミー型のように頭周りまでは覆ってくれないので、暖かさが抜けやすく、寒い時期のキャンプには向いていません。
どちらかと言うと、夏キャンプで使う寝袋に多い形状ですね。性能自体も寒い時期に対応できないものがほとんどです。
また、ものにもよりますが殆どの封筒型寝袋は、幅広で2個もっていると連結させることが可能です。「お父さんと子供が一緒の寝袋で寝る」なんてことができますよ。
ハイブリッド型寝袋
マミー型の頭周りの形状と、封筒型の本体から足回りにかけての形状が合体したような寝袋です。
これはあまりメジャーではないんですが、
- 頭周りを覆うことができてかつ、首周りからの冷気をシャットアウト
- 本体は広いので寝返りを打ちやすい
- 着込んで寝てもあまり気にならない
といった感じ。秋や冬用の寝袋に多く、快適使用温度については着込んだ上で使用することを前提にしていることが経験上多い気がします。他のマミー型とかに比べてね。
キャンプ用の寝袋(シュラフ)の素材による種類分け
また、形状以外にも使用されている素材によっても2つに分類されます。
- 化学繊維(化繊)素材
- ダウン素材
簡単に説明すると、化学繊維の寝袋は汚れや水分に強く安価、一方ダウンの寝袋は軽くて暖かくよりコンパクトに収納できます。
化学繊維(化繊)素材の寝袋
最もポピュラーな寝袋は化繊(化学繊維)を中綿に使用した寝袋です。最も手に入れやすい素材の寝袋です。
次に紹介するダウン製の寝袋に対して、下記の様な特徴を持っています。
- 安価
- 収納サイズが大きくなりがち
- 汚れ・濡れに強い
ダウンに比べて安価だが、その分収納サイズを犠牲にします。また、寝袋は汚れたり濡れると保温性が一気に落ちてしまいますが、化繊の寝袋はダウンよりは汚れや濡れに気持ち強いです。
レジャーとしてのキャンプでは特に、収納サイズよりも値段と性能が重要なので、初心者の方はまず化繊の寝袋で検討するといいでしょう。
ダウン素材の寝袋
もう一つは中綿にダウン(羽毛)を使用した寝袋です。
家庭用の掛け布団でも羽毛布団ってありますよね?あれと同じようなものです。
特徴としては、下記の様になります。
- 軽い
- 柔らかい肌触り
- 少ない中綿で暖かい
- 収納サイズが小さくなる
- 高価
- 汚れと水分に弱い
化繊に比べて、とにかく軽くて暖かい。中綿の量が少なくても済むので、化繊に比べると収納サイズが小さくなります。一方で、汚れや水分に弱く、ちゃんと干してあげたりしないと性能が落ちます。
また、基本的にダウン商品は高価です。まともなダウン製の寝袋は1万円を超すのが当たり前です。っていうか2,3万円以上がほとんど。
また、値段で判断するわけではないですが、1万円を切るようなよくわからないメーカーの寝袋は信用しない方が良いです。
キャンプ用の寝袋(シュラフ)の気温帯による種類分け
また、簡易的に使用する気温帯によって3種類に分類されます。
これまで述べたような形状や素材による種類分け、というよりは、むしろ上記の形状や素材を組み合わせることで、下記の気温帯に合わせた寝袋を各社が作っています。
夏用寝袋
夏にのみ使用することを想定された寝袋で、その多くが気温が20度程度の場所で使用することに適しています。
形状としてはほぼ全て封筒型です。
使用するタイミングとしては、7〜8月の標高1000m以上の場所にあるキャンプ場に行った時位ですね。
正直、夏にほぼ平地と変わらない様な場所でキャンプするなら、わざわざ寝袋を買わずにブランケットやタオルケットで寝るほうが良いでしょう。
3シーズン用寝袋
最も潰しが効く万能寝袋が3シーズン用と呼ばれる寝袋です。
春キャンプから夏キャンプ、更に秋キャンプへも対応する気温設定のものが3シーズン用寝袋です。ただ実際は真夏に3シーズン用の寝袋は暑いので実質春と秋キャンプ向けと捉えてもらったほうが良いかも知れません。代わりにブランケットを持っていれば、春・夏・秋のキャンプに対応可能です。
キャンプを始める方の多くが夏用寝袋を買ってしまいますが、個人的には3シーズンのものを購入する方が良いと思います。
ほとんどがマミー型だと思うのでわざわざ言う必要も有りませんが、春や秋にキャンプするならば間違いなくマミー型のほうがいいので、マミー型の3シーズン用寝袋をおすすめします。
冬用寝袋
最期は冬用の寝袋です。平地の冬を耐えられるものから山の極限の寒さへ対応するものもあります。
正直キャンプ初心者は冬用寝袋を購入する必要はありません。それこそ3シーズン用と毛布などを組み合わせれば大体の寒さは凌げます。
最低使用温度氷点下30度対応の寝袋とか、それこそ雪山の中でキャンプしない限りは使いませんからね。
ただ、昨今のキャンプブームで冬キャンプを楽しむ人も増えてきました。
そういう方向けは必ず冬用の寝袋を準備していただくほうが良いです。
もちろん冬用寝袋を買ったと言って、冬キャンプが快適で楽しくなるかというとそんな訳は一切ありません。
いろんな準備を整えた上でやるからこそ楽しいのが冬キャンプ。ぜひ下記記事をご一読ください。
以上で、寝袋の種類についての説明はおしまいです。
具体的に寝袋を選ぶ時に目安になるもの「快適使用温度」
ここまで寝袋の種類が分かって、自分がどういうタイプの寝袋を購入するかがなんとか無くイメージ出来たかと思います。
では実際に寝袋を選ぼう!!ってなった時に、注目するのが快適使用温度です。※別の表記、言い方としてコンフォート○℃
例えば、この寝袋は氷点下10℃までなら大体の人が寒さを感じずに使えますよー、みたいな風に表記があって、自分のやりたいキャンプ、行きたいキャンプ場や季節に合わせて、使用可能温度を見て寝袋を選ぶ必要があります。
従って、自分が何度くらいの気温の中でキャンプをするのかを事前に想定しておく必要があります。寝袋選びで1番大事なポイントですね。
なので冒頭散々、どこにキャンプしに行くんやーどこの季節にキャンプしに行くんやー山は寒いぞー!と言っていたわけです。
というわけで、快適使用温度(コンフォート)が自分のキャンプをしたい時期にあっているかどうかを考えた上で選びましょう。
具体的な目安としては下記のとおりとなるでしょうか。
※あくまで目安であり、実際にどんな場所でキャンプをするのかに合わせる必要があります。
- 春・秋のキャンプ:快適使用温度5℃前後
- 春・秋・初冬のキャンプ:快適使用温度氷点下5℃前後
- 真冬のキャンプ:快適使用温度氷点下10℃前後
- 夏キャンプ:快適使用温度15℃から20℃前後
ざっくりとした私の体感での目安になりますので、より具体的に考えたいと言う人は、気象庁の過去の気温データを下記URLから探して、更にそこから標高分の気温を差っ引くと良いかと思います。
快適使用温度についての注意事項
ただ、この快適使用温度、各メーカーで同じ言葉を使いつつも、測定方法というか前提がバラバラだったりします。
どういうことかというと、ガッツリ着込んだ上で快適だと感じる気温設定だったり、そこまで着込まずに快適だと感じる気温設定だったり。
この辺りはぶっちゃけ使ってみたりしないと分からなかったりもするので、なんとも言えませんが…….
ただ、キャンプの基本的な考え方としては、備えあれば憂いなし、なので快適使用温度が目安ぴったりでいい感じ!となったとしても少し多めに服を持っていくとかそういった準備をしていくことをオススメします。
そうしておけば、思ったよりも寒くても対応できるしね。
快適使用温度でも寒かったり暑かったりってのは普通に起こることですので。
寝袋選びに困った時はモンベルストアの店員さんに聞こう
そこで、オススメするのが、お近くのモンベルストアに行き、店員さんに根掘り葉掘り聞く事です。
モンベルの店員さんは非常にレベルが高く、親身になってくれると思います。
登山メーカーのモンベルは豊富な商品ラインナップがあります。初心者でも安心な性能と値段のものがありますので、一度モンベルストアに行くと良いと思います。ほぼ全国に店舗がありますし。
関東近郊であればWILD-1が種類も豊富で展示も多く出ています。
詳細は下記にまとめてありますので、ご一読ください。
我々が実際に使用してきたオススメの寝袋たち
僕達が使用してきた寝袋ですが、オススメ出来るものをピックアップしました。
今まで色々使ってきたけど、まともにレビュー記事にしているものが少ないな……
収納性が高く3シーズン使える寝袋 モンベルのウルトラライトスパイラルダウンハガー#5
さくぽんが使用しているサブシュラフ、モンベルのウルトラライトスパイラルダウンハガーの #5。
凄く名前が長いよ。1番の特徴はそのストレッチ性とダウン特有の収納サイズ。
本体にストレッチ素材を使っているため生地が伸縮します。その為寝心地が良い。
登山系メーカーの寝袋は身体にピタッとして暖かさを作るので、身体が大きい人にとっては結構窮屈だったりするんだよなぁ。
また、収納サイズは同気温帯の化繊寝袋に比べて半分以下の収納サイズ収まります。如何ににダウンがコンパクトになるかがわかるお手本のような寝袋です。
一方で同気温帯の化繊寝袋に比べておよそ2倍の値段がしますので、積載量に余裕があるのであれば、化繊寝袋のほうがお買い得。なので、バイクや自転車、徒歩でキャンプに行く方向けと言えます。
オールシーズン可能なダウン寝袋 NANGAダウンバッグ450STD
まずNANGAのダウンバッグ450STDです。ダウン製でそんなに服を着込まなくてもマイナス6℃まで快適に眠れます。
従って、3シーズン+低地の冬のオールシーズン使用可能な寝袋ですね。3万円超えですが、これだけ使えるのでコスパは良いです。
ただし、1,000mを超える高地の雪中キャンプ(北軽井沢スウィートグラス)では、これ単独では無理でした。流石に氷点下20℃は無理・・・
ちなみに2019年時点で5年来の相棒です。
春、秋、冬のキャンプとロングシーズン活躍する化繊寝袋 スナグパック スリーパーエクスペディション
2019年12月から使用しているスナグパックのスリーパーエクスペディションですが、これが快適使用温度氷点下12℃と真冬でも対応出来る寝袋です。
頭はマミー型、足回りは封筒型のハイブリッド型の寝袋なので暖かさを担保しつつ、 足回りも快適という寝袋です。
着込む服によって気温差に対応していくタイプの寝袋&ファスナーをフルオープン出来るので、氷点下12℃設定ではありますが、昼は暖かいけど夜が冷え込む春や秋にも使える万能選手です。
しかも価格が12,000円程度と格安です。
真冬にただただ快適に過ごしたい人向けほぼ布団化繊寝袋 コールマンタスマンキャンピングマミー
ヤマケン的には、真冬に限定して使用することを考えるとこれ一択まであるのがこのタスマンキャンピングマミーです。
価格がとにかく安く(15,000円程度)で、ふっかふかのモッコモコです。快適使用温度は氷点下15℃だったと思います。実際、氷点下10℃くらいまでだったらそこまで着込まずとも暖かく眠れます。
寝袋として使用するとファスナーが引っかかって夜トイレに起きた時にイライラしますので、広げて布団のように使用するのがおすすめです。
デメリットとしては、真冬にしか使えないほど暖かいのと、ファスナーと巨大な収納サイズ。
ちなみに家でも冬の間はタスマンを使っています。
収納性と伸縮性と暖かさのバランスが高水準の冬用化繊寝袋 モンベルバロウバッグ#0
さくぽんが使用している冬用の化繊寝袋、モンベルのバロウバッグ#0です。
快適使用温度が氷点下7℃の冬用の寝袋で、平地での冬キャンプでは余裕で使える性能です。
化繊なのに収納サイズが小さくなるので、車の積載に余裕があまりない人でも十分積んでいける感じです。
また、伸縮性のある素材を使っているので寝心地も抜群。ふわふわしたような触り心地です。
寝袋を簡単に袋にしまう裏ワザ
寝袋は空気も含んでしまうし、中綿がもこもこしているので、袋にしまうのが結構たいへんです。きれいに畳もうとすると中々に大変です。そんな寝袋をしまうときの裏ワザ(?)ですが、それは
畳まずに足側からグイグイ詰め込む
ただそれだけなんですが、目から鱗レベルでグイグイしまえます。
勿論グイグイ入れてくだけなので、次回使用時にくしゃくしゃになってしまいます。
が、どうせ寝ればグシャグシャになるし、そも使う前に少し干しておけばくふっくら膨らんでくれます。
従って、寝袋を袋にしまいにくいという方は、いっそのこと綺麗に畳むことを捨てて、ただただ詰め込んで見てください。
撤収時の時間短縮になります。
性能が下がってしまった寝袋のメンテンナンス方法
長いことキャンプで寝袋を使っていると性能は下がる。寝ているだけなんだけど、知らず知らずに汚れているものです。
実際、さくぽんは1年のほとんどをキャンプしてたりするので結構頻繁にメンテナンスをしていたりします。
僕も購入してから5年ほど同じ寝袋を使い続けていたりしますので、たまにメンテナンス。
性能が購入時よりも下がってしまったなぁという人は、洗っちゃいましょ!
洗い方は簡単で、お風呂にぬるま湯をためて洗剤を垂らしてふみふみするだけ。
詳細は下記の記事を御覧ください。
余談:インナーシュラフやシュラフカバーについて
最後に余談として、インナーシュラフやシュラフカバーというものをさらっとご紹介しておきます。
- インナーシュラフ:シュラフ=寝袋の中に入れる薄手の寝袋。
- シュラフカバー:シュラフ=寝袋を入れる特殊な素材のカバー。寝袋を入れる寝袋です。
インナーシュラフについては、特殊素材で作られていて寝袋の性能を底上げするものだったり、サラサラとしたさわり心地で寝心地を上げる機能の物があったりします。ただまぁ、インナーシュラフも安いものではないので、もう少し出して別な寝袋買うか、洋服着込むかで良いのでは?というのが個人的な感想です。
シュラフカバーについては、その名の通り寝袋のカバーです。素材により機能が変わり、例えばコットン生地でできたシュラフカバーは火の粉にやや強かったり(そんな状況まぁまぁ無い)、テントの中が結露したり雨漏りしたりした時に寝袋が濡れないようにしたり(これもまぁまあ無い。登山とかの話)するものです。
こんな感じで結構特殊なモノたちなので、一般的なキャンプではその存在を知っておくくらいでちょうど良いかと思います。
はい!というわけで、寝袋についての基本的なお話でした!!
長い長い記事になってしまったので大変申し訳なかったわけですが、この記事を読めば寝袋の基本的なお話が大体分かるかと思います。
いろんな寝袋がありますからね、何を選んで良いのやら…….ってなりがち。
寝袋選びの一助になれれば!!!